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世界のレストラン・ランキング。食中毒を出した超有名店は2位に陥落

 

 英「レストラン」誌は4月29日、世界でもっとも優秀なレストランを選ぶ「ワールドベストレストラン」の2013年版を発表した。これまで3年連続で第1位となっていたデンマークの著名レストラン「NOMA(ノーマ)」がとうとう1位から陥落した。
 同店は今年3月にノロ・ウイルスによる食中毒事件を起こしたことで大きな話題となっていた。事件とランキングの関係は不明だ(本誌記事「世界一のレストランで直中毒。だが顧客にまた食べたいと言わせる料理の中身とは?」参照)。

 今年1位に選ばれたのは、現代スペイン料理店の「エル・セジェール・デ・カン・ロカ」。
 スペイン料理店が1位になるのは2009年以来で、前回1位となった店が閉店したことから、その後は3年連続デンマークのNOMAが1位となっていた。スペイン料理は再び1位を奪還したことになる。
 NOMAは1位からは脱落したものの、高い評価は変わらず2位となった。3位はイタリア料理の「オステリア・フランチェスカーナ」であった。

 日本からはフランス料理の「ナリサワ」(東京・南青山)が20位に、日本料理の「龍吟」(東京・六本木)が22位に入っている。
  ちなみに同ランキング結果については、欧米に偏っているとの批判が寄せられていたことから、アジア版のランキングも発表している。アジア版ではナリサワは1位、龍吟は2位になっているほか、日本の店が50位までに9店ランクインしている。

  ミシュランと同様、この手のレストラン・ランキングには常に賛否両論がある。「ワールドベストレストラン」はどちからというと奇抜な料理が上位になる傾向が強いといわれており、NOMAはその典型といえる。正当な料理を好む利用者だとNOMAのスタイルには気に入らないかもしれない。

 ただ今回、上位にランクインした店は比較的正統派なスタイルのところが多く、いい意味でも悪い意味でもトゲがなくなったとの意見も聞かれる。
 ランキング結果は、世界の著名シェフや評論家など約900人でつくる委員会の投票で決定されるという。各委員は自分の気に入ったレストラン7店に投票することができるが、そのうち3店以上は自国以外から選出する決まりになっている。

 ちなみに日本勢のトップとなった「ナリサワ」はディナーの値段が約2万円、ワインを入れると客単価は3万円近くなるだろう。世界の味を試してみるには、ちょっと高すぎるかもしれない。もっとも、同店はすさまじい人気で、予約を取ることはほとんど不可能という噂だが・・・。

 - 社会

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