ニュースの教科書

ジャーナリストが記事にできないホンネやつぶやきを集めた脱力系ニュースサイト

中国の歴史教育は非常に安直。だが一方で市民の知恵も高まってきている

 

 中国が反日的で安直な歴史教育をしていることはよく知られている。だが一方では、なかなか侮れない市民レベルの知恵も高まってきている。

 フランスのTVが報じた中国の小学校の一場面である。

教師 日本と中国はなぜ揉めているのですか?
生徒 日本が領土を奪っているからです 
教師 では日本はなぜそのようなことをするのですか?
生徒 石油が欲しいからです

 そこで教師が、石油がいかに大事かを力説し、中国の石油採掘労働者で英雄とされている「鉄人・王進喜」(自ら泥水に身を投げ攪拌したという伝説あり)の偉大さについて延々と説明する。反日はもちろんのこと、石油の確保には相当力を入れているらしい(中国は実は石油の大輸入国)。

 だが一方で、共産党の宣伝工作が稚拙で、逆に日本に利用されているという辛らつな意見もネットでは見られるようになっている。

 共産党が使っていた王進喜の写真には、背景にわずかに石油施設が映っている。中国のある掲示板では、日本のエンジニアリング会社は、この一枚の写真から、油田の場所、埋蔵量まで正確に分析していたという事実を紹介している。

 安易にこの宣伝写真を使った共産党は、インテリジェンス(諜報)のセンスがないと批判している。なかなかの分析である。

 現在の中国の市民は、共産党の管理下にある。だが、成熟した市民が共産党の手を離れる日は近いかもしれない。こうなると日本はますます難しい舵取りを迫られることになるだろう。

 - 政治

  関連記事

amarikaiken
甘利経財相に金銭疑惑が浮上。永田町の潮目が変わったとの見方も

 安倍政権の屋台骨に「政治とカネ」の問題が浮上した。国会が始まったばかりであり、 …

lassen ddg82
米駆逐艦の南シナ海航行。妥協点を模索するも、英国が攪乱要因に?

 米海軍の駆逐艦が、中国が埋め立てを行う南シナ海の南沙諸島付近を航行したことで、 …

timoshenko
独裁政権vs民主主義者という単純図式ではないウクライナ。今後は課題山積

 反政府デモと警官隊の衝突で多数の死傷者が出たウクライナでは、国会がヤヌコビッチ …

seiyujo02
政府による上からの構造改革がスタート。弊害はないのか?

 茂木経済産業大臣は2014年6月10日、石油業界の再編を促すため、産業競争力強 …

pentagon
米国防総省がサイバー攻撃能力を強化。だが実態は既存システムの防御で手一杯

 米国防総省は、コンピュータ・システムを使った軍事活動を行う「サイバー司令部」を …

kabuka
公的年金がリスクの高いアクティブ運用にシフト。背景には何が?

 公的年金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は2015年4月1 …

arevagenpatsu
フランスの国策原子力企業アレバが経営危機。中国からの資本参加も検討?

 経営危機に陥っているフランスの国営原子力企業アレバ社に対する中国の資本参加が取 …

kurodasosai
日銀が事実上の追加緩和見送り。金融政策の方向性について逡巡していることを自ら証明

 日銀は2016年7月29日に開催された金融政策決定会合において、ETF(上場投 …

38north
北朝鮮がミサイル発射の可能性。交渉材料として寧辺の核施設が浮上

 米韓に対する挑発行使を続けている北朝鮮が、警告なしでミサイルを発射する可能性が …

no image
企業の倒産件数が激減。だがそれは、銀行のあたらな時限爆弾に過ぎない

 銀行の過剰な国債保有が懸念されている中、銀行のあたらたな時限爆弾の存在が明らか …