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米空母2隻が西太平洋に展開。ただし毎年の恒例行事であり過大な期待は無用

 

 米第7艦隊は、空母「ジョージ・ワシントン」と「ジョン・C・ステニス」を中心とした2個の空母打撃群 を西太平洋上に展開していることを明らかにした。

  日本や韓国の一部メディアでは、尖閣諸島における中国との領有権問題に対して、米国が強硬姿勢を強めていると報道している。
 だが米軍はこの時期、毎年、西太平洋で演習を行っており、それほど特別なことではない。米軍が日本語の情報を積極的に流していることから、日本国内向けの意味合いが大きい。尖閣問題において米国の支持が得られたと早合点しない方がよいだろう。

 原子力空母「ジョージ・ワシントン」は米第七艦隊の主力艦船で横須賀が母港。毎年夏に航海に出て、西太平洋で演習を繰り返しクリスマスに横須賀に戻るのがいつものパターン。冬の間にメンテナンスを行い、次の夏に再び出航する。

 今回はサンディエゴが母港の「ジョン・C・ステニス」が演習に加わっており、演習の規模は比較的大きい。その意味で中国に対するプレッシャーは大きいかもしれないが、過大評価は危険だ。

  だが一方で、実務的には意味のある訓練も行っている。8月から9月にかけて、佐世保を母港とする米揚陸艦隊がグアムで上陸訓練を行っている。この訓練は、島の奪還を想定したものとされ、尖閣諸島問題が意識されている。しかもこの訓練には陸上自衛隊も参加している。こちらの方がむしろ重要なニュースである。

 米軍としては、中国を過度に刺激しないよう留意しながら、日本には友好関係をアピールしつつ、実務的な訓練は地味に着々と実施するといったところなのだろう。

 - 政治

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