ニュースの教科書

ジャーナリストが記事にできないホンネやつぶやきを集めた脱力系ニュースサイト

サムスン電子副会長の息子が裏口入学?韓国では検察も出動する大騒ぎに

 

 韓国のサムスン電子副会長であるイ・ジェヨン氏(写真)の息子がインターナショナル・スクールに裏口入学したことが発覚し、自主退学するという騒ぎになっている。

 問題となった学校はヨンフン国際中学というインターナショナル・スクール。
 韓国の国際中学とは日本のインターナショナル・スクールとは異なり、韓国人を対象とした超エリート私立学校のことを指す。授業のほとんどが英語で行われ、卒業生の多くが韓国内のエリート高校へ進学する。最終的には米国の著名大学などに進学する人も多いという。日本でいうところの麻布中学や開成中学が英語で授業をするような学校である。

 この国際中学校の入試には規定があり、3つの入学枠が設定されている。ひとつが一般入学枠、もうひとつが国際入学枠(帰国子女など)、最後が社会的弱者枠である。
 副会長の息子は、父子家庭という理由で社会的弱者枠を使って入学していた。しかも、社会的弱者枠の入学志望者155人中、本人の成績は72番で、合格圏である16番には遠く及ばなかったが、推薦書など試験以外の項目で満点を得て15番で入学したという。
 ソウル市教育庁の監査では、試験以外の項目で点数の水増しがあったほか、他の生徒の点数を意図的に引き下げる操作があったという。当初、副会長は不正はないと主張していたが、詳細な事実が明るみに出たことで世論の批判が高まり、自主退学を決意した。

 韓国ではこのところインターナショナル・スクールをめぐる不正入試事件が事件が相次いでいる。その背景には、韓国が日本と同様、激しい学歴社会であるという現実がある。日本や韓国では学歴社会に対する根強い批判があるが、一向にそれが是正される気配はない。
 自由に競争して勝ち残った人が結果的にエリートになるという、いわゆる自由競争社会を多くの日本人や韓国人が嫌っているからだ。受験成績が優秀な人物がエリートになるべきという発想が両国には根強くあり、出身の学校で人生のほとんどが決まってしまう。このため、コネや賄賂などを使っていわゆる一流校に入ろうとする事例が後を絶たない。

 同校の不正入学疑惑問題はかなりエスカレートしており、検察が捜査に乗り出す事態にまで進展している。検察は29日に同校と学校関係者の自宅に強制捜査を行い、関連書類を押収したという。

 - 社会 ,

  関連記事

bunen02
タバコのない五輪が微妙な状況に。完全禁煙はもちろん分煙についても異論が続出

 厚生労働省が導入を検討している本格的な受動喫煙対策について、自民党内で反対意見 …

gooddesign
グーグルマップの受賞禁止で期せずして注目を浴びたグッドデザイン賞のビジネスモデル

 日本デザイン振興会が2013年度グッドデザイン賞の大賞(内閣総理大臣賞)として …

4gouki
福島第1原発4号機からいよいよ使用済み燃料取り出しがスタート

 東京電力は2013年11月18日、福島第一原子力発電所4号機の使用済み燃料プー …

minatoku
地域の所得格差がじわじわと拡大。株価が上昇するとさらに格差が広がる

 地域による所得格差が拡大している。もっとも所得が高い自治体と低い自治体では平均 …

gun02
銃乱射犯の父親が勤務する会社が、銃砲店に対して融資を一方的に打ち切り

 米国コネティカット州で発生した銃乱射事件が思わぬ波紋を引き起こしている。米ゼネ …

abejosei
安倍首相が配偶者控除の廃止を指示。是非を議論できる段階は過ぎている

 安倍首相は2014年3月19日、経済財政諮問会議と産業競争力会議の合同会議にお …

teinensaikoyou
定年後再雇用の賃金格差は違法との判決。司法判断定着なら、現役世代の年収が減少?

 定年退職後の再雇用において年収を引き下げることは違法だとする東京地裁の判決が下 …

sugaku
OECDの学力調査。ゆとり教育見直しの結果、順位は上昇したが・・・・

  OECD(経済協力開発機構)は12月3日、世界65カ国(地域)を対象とした2 …

dna
ゲノム研究の進展が切り開く?病気に対する総合的アプローチ

 ゲノム関連の研究が進んでいることで、病気に対する新しいアプローチ方法が見え始め …

danboukigu
日本の温室効果ガス削減は家庭の省エネ頼み。断熱ゼロで寒い日本の家がさらに寒くなる

 地球温暖化対策の国連会議COP21において、パリ協定が締結されたことで、温暖化 …