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ボリビア大統領がスノーデン事件に関連して空港で足止め。仏など欧州各国を非難

 

 ロシアを訪問し、南米ボリビアに帰国途中だった同国のモラレス大統領が乗った専用機が、米政府機関による情報監視問題に関連し、フランスなど欧州各国が上空通過を拒否したことから、オーストリアの空港に足止めされるという事件が発生した。

 ボリビア政府は7月2日、ロシアから帰国途中のモラレス大統領を乗せた政府専用機が、オーストリアの首都ウィーンの空港に着陸を余儀なくされたと発表した。
 ボリビアのモラレス大統領は、反米主義で知られ、米政府機関による情報監視を暴露したエドワード・スノーデン氏の亡命を受け入れる用意があると発言していた。
 大統領が乗った飛行機がモスクワを離陸すると、スノーデン氏が同乗しているとの噂が流れ、フランス、イタリア、スペインなどが上空通過を拒否、専用機はやむを得ずオーストリア・ウィーンの空港に着陸した。

 オーストリア政府が任意で機内を捜索したが、スノーデン氏の存在は確認できなかったという。このため13時間後にはウィーンの空港を離陸し、ボリビアに向かった。

 ボリビアは南米の小国とはいえれっきとした主権国家。大統領が乗った専用機が、噂レベルで上空通過を拒否され、機内の捜索も受けたという事実は、南米各国に大きな波紋を呼んでいる(機内を捜索されたことについてボリビア政府は否定している)。
 特にフランスやイタリアなどが、米国との関係が悪化することを懸念して、率先して上空通過を拒否した事に対して内外から批判が高まっている。
 フランスのオランド大統領は、スノーデン氏の搭乗に関する情報が錯綜したことが原因で技術的なトラブルであることを強調している。だが盗聴事件に対する米国への声高な批判とは裏腹に、米国の出方に神経質になっていることを露呈する結果となってしまった。

 モラレス大統領はウィーンの空港で一般客と同じように空港をウロウロする羽目になり、記者団に対して「これはボリビアに対する侮辱である」と怒りをあらわにした。

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