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失業率25%のスペイン。国家は非常事態なのに国内旅行は絶好調。何故?

 

 経済危機真っ只中のスペインだが、観光業が絶好調である。経済危機によって価格を引き下げたことから、海外からの顧客が増えていたが、国内旅行の需要も旺盛だという。10月の連休では、主要都市や観光地のホテルは軒並み満室になっている。

 スペインの現在の失業率はなんと25%。世界恐慌当時の米国の水準と同じであり、本来であれば大変な事態である。25%の人に職がないということは、職のある人にとってもビジネス環境が極めて厳しく、経済的に余裕がないはずだからである。

 だがスペインでは多くの人がバカンスを楽しんでいる。この背景には莫大な数の公務員が大きく影響している。スペインはギリシアや日本と同じく、公務員天国である。
 いくら100年に1度の危機といっても、公務員にはまったく関係のない出来事だ。高給と手厚い年金、長い休暇が保証されており、たっぷりとバカンスを楽しむことができる。

 日本においても地方は目を覆うばかりの惨状だが、その悲壮感があまり伝わってこない。その理由は、地方において圧倒的なリッチ層である公務員とその関係者の消費が衰えていないからである。

 だがこれらはすべて将来へのツケでまかなわれている。やはりギリシャやスペインは日本の未来図なのかもしれない。

 - 政治, 経済

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