米大統領選挙2回目のTV討論会が終了。結果はオバマ大統領優勢
大統領選挙の2回目のTV討論会が、現地時間の16日夜(日本時間17日午前)、ニューヨーク州のホフストラ大学で行われた。前回、精彩を欠いたとされるオバマ大統領は淡々としつつも積極的に発言、ロムニー氏は強い口調で反撃した。
今回のTV討論会はタウンホール(住民集会)方式。司会者が両名を紹介すると、すぐに参加者からの質問が出され、討論がスタートする。
前半はエネルギー問題や経済問題などの話題が中心。後半は外交問題に話題が展開したが、心配されたリビア大使館襲撃事件についてはオバマ大統領が「自ら責任を負う」と明言し、うまく切り抜けた。
討論会の結果は、CNNの調査は46%がオバマ大統領勝利、39%がロムニー氏勝利となった。CBSの調査では、37%がオバマ大統領、30%がロムニー氏であった。おおむねオバマ大統領が優勢ということになりそうだ。次回の支持率調査の結果が待たれる。
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