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シャープは本来ならアップルの強烈なライバル・メーカーになるはずだった!

 

 シャープは、台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業と共同で、新型液晶「IGZO」を搭載したスマートフォン開発することを明らかにした。当初は主に海外市場で販売するという。鴻海との資本提携はまとまっていないものの、協業が可能なところは随時進めていく。

 ところで、シャープは本来ならばアップルと並んでタブレットPCやスマホのトップ・メーカーになれる会社であったことを覚えている人はどのくらいいるだろうか?

 シャープは1993年、携帯情報端末(当時はPDAといわれた)の「ザウルス」という製品を市場に投入した。米アップルも同時期に競合製品であるNewtonという携帯端末を発表している。
 両製品とも、現在のiPhoneやiPadにつながる画期的な商品といわれたが、次期が早すぎた。思ったほど製品は売れず、アップルもシャープも撤退を余儀なくされた。

 現在のiPhoneやiPadは、Newtonでの失敗を教訓に、アップルがリベンジを誓い、周到な準備のもと製品化したものである。これによってアップルは世界市場を制覇するに至っている。
 本来であればシャープも同様の立場になれたはずだったが、状況は知っての通り。アップルの下請け会社である鴻海と共同でスマホを開発しなければならず、しかもシャープは液晶パネルを提供するだけだ。

 もちろんアップルの成功はハード面だけではない。iTuneという音楽配信ビジネスの成功あってのiPhoneであり、ソフト面が不得意なシャープには実現不可能だったかもしれない。だが少なくともハード面においてはiPhoneの脅威になっていたことは間違いなく、日本メーカーの戦略性のなさを思い知らされる。

 - 経済, IT・科学

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