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世界経済を反映する米キャタピラーの決算。2014年の成長は穏やかになる見込み

 

 米建設機械大手のキャタピラーは2014年1月27日、2013年10~12月期の決算を発表した。キャタピラーは全世界に建設機械を販売している。建設機械の需要は世界経済の状況を色濃く反映することから、同社の決算には多くの関係者が注目している。今期の決算内容は、新興国から米国に景気がシフトしている現在の世界経済の現状を浮き彫りにする形となった。

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 売上高は144億200万ドル(約1兆4800億円)で前年同期比11%のマイナスとなった。純利益は前年同期比44%増の10億300万ドル(約1030億円)であった。売上高は減少したがコスト削減を徹底した結果、利益は拡大した。

 地域別の売上げでは、主力の北米市場は7%のプラスとなり、14%のマイナスであった前期から大幅に改善した。一方、ラテンアメリカは19%のマイナス、欧州・アフリカは8%のマイナス、アジア・パシフィックは29%のマイナスとなった。建設需要が激減している中国の落ち込みがひどく、2ケタ台のマイナスが2期続いている。

 中国は建設インフラの整備が一巡したことや、バブル経済ともいわれる過剰な不動産投資を抑制するために、引き締め政策を続けている。当分の間、建設機械に対する需要は回復しない可能性が高い。

 2013年通期の売上高は556億5600万ドルとなり、2012年との比較では15.5%のマイナスとなった。同社は2014年の売上げ見通しを6%増の560億ドルとしている。世界経済は米国を中心に堅調に推移すると見ているようだが、中国など新興国の失速が続くことから売上高は6%の増加にとどまっている。

 ちなみにIMFによる最新の世界経済見通しでは、2014年のGDP成長率について、米国はプラス2.8%に加速するものの、欧州はプラス1.0%、新興国は5.1%にとどまるとしている。2013年との比較で成長率が鈍化するのは中国だけだが、その他の新興国も世界経済を牽引するほどの状況には至っていない。米国主導の緩やかな成長が継続する可能性が高く、キャタピラーの売上げ見通しもこれを反映しているといってよい。

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