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ツイッター大ピンチ。収益のカギとなるタイムライン閲覧数が何と減少!

 

 短文投稿サイトの米ツイッターが株式公開後初めてとなる四半期決算で大失速となった。同社の収益のカギを握るタイムライン閲覧数(一般的なサイトのページビューに相当)が、前四半期比でマイナスとなり、6日の株式市場において同社株は25%近くも下落した。

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  同社の2013年10~12月期の売上高は2億4300万ドル(約248億円)、純利益は5億1200万ドル(約522億円)の赤字だった。売上高は前年同期比で倍増となったが、研究開発費などの増加で損失は5倍以上に拡大している。

 ただ同社は成長途上の会社であり、損失が拡大することについて市場は特に問題視していない。だが今回の決算で市場関係者がショックを受けたのは、同社の成長性を疑わせる指標が出てきてしまったことである。

 同社の収益力を評価するカギとなるのは、月ごとのアクティブ・ユーザー数とタイムライン閲覧数である。同社は、最大140文字の短文をネットに投稿して交流するサービスを中心に展開しており、この画面は「タイムライン」と呼ばれている。タイムラインの閲覧数は一般的なサイトのページビューに近いものなので、この数字が多ければ多いほど、広告収入が期待できる。当然、利用者数についても多い方がよい。

 同社の利用者数とタイムライン閲覧数は、これまで順調に伸びてきた。前四半期の利用者数は2億3200万人、タイムライン閲覧数は1480億回であった。この四半期の利用者数は2億4100万人と4%の伸びを示したが、何とタイムライン閲覧数は6.3%の減少となってしまった。利用者は増えたものの、ツイッター上で「つぶやく」回数は減ってしまったのだ。

 これは同社の今後の成長性に疑問を投げかけるものである。利用者あたりの閲覧回数が減少してしまうと、売上げを伸ばすためには無理な利用者獲得が必要となり、コスト増大につながってしまう。今回の決算だけで、同社サービスの利用頻度が減ったと断言するのは早いが、上場して早々、同社の経営はヤマ場を迎えつつある。

 同社と同様、SNSのフェイスブックも利用者の減少が懸念されている。こうしたサービスは、グーグルの検索エンジンと異なり、利用者の経路依存性が弱い。このためサービスに飽きられてしまうと、容易に利用者が離れてしまうというリスクがある。同社の今後の経営は、利用者に対して、どれだけ離れられなくするのか、という点がカギになりそうだ。

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