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ソフトバンクの決算が絶好調。ようやく携帯電話が繋がるようになるか?

 

 ソフトバンクが31日、半期決算を発表し、具体的な数値は公表しなかったものの、通期(2013年3月期)では営業利益が7000億円を突破することが確実であることを明らかにした。

 同社の半期の連結決算は、売上高が3%増の1兆5861億円で上期として3期連続で過去最高を更新。営業利益は8%増の4027億円となり、こちらは上期として7期連続で過去最高益を更新した。

 通期決算の営業利益が7000億円に達することで、同社の財務体質は急激に向上している。設備投資の資金を本業から得られるキャッシュフローで十分にまかなうことができるようになりつつある。

 これを受けて孫社長は、基地局の建設など設備投資額の上積みも発表している。ソフトバンクの携帯はこれまで「繫がりにくい」というのが常識であった。同社は否定しているが、設備投資の額をギリギリに抑え「パンク寸前でなんとかオペレーションする」(業界関係者)のが同社のやり方だからだ。

 ソフトバンクの顧客はドコモなどと比べて若年層の割合が高く、多少つながりが悪くても致命的なクレームはあまり出てこない。とにかく事業拡大を最優先してきたのである。
 だがここにきて、7000億円という他社を圧倒する利益を確保し始めたことから、基地局の設備増強にも本腰を入れる見込みが立ってきた。

 決算発表資料にも「米スプリントの買収資金を確保するために、電波改善を後回しにすることはありません」とわざわざ記載するなど、基地局後回しのイメージが強いことを自ら認めている。今度こそ本当にソフトバンクの携帯は繋がりやすくなるのかもしれない。

 - 経済, IT・科学

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