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やっぱり革命政党?共産党が議員のラブラブ路チュー写真に激怒

 

 共産党の女性議員の路チュー写真が週刊誌に掲載された件で、共産党が激怒している。写真を掲載した週刊新潮に対して「常軌を逸している」と厳しく批判している。
 ところが掲載された本人はツイッターで「今、真剣につきあっている人がいます。幸せです」と発言し、まったく意に介していない様子。
 権力者の私生活がオープンにされることに対しては、ロシアや中国など、独裁的な国ほどタブー視され、民主的な国ほど寛容という傾向が見られる。共産党の強硬な対応に、かつての革命政党としての本音が垣間見られたとの声も聞かれる。

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 写真を掲載されたのは、吉良佳子参議院議員(31)。共産党のアイドルといわれており、2013年7月の参院選では70万票を超える票を獲得した。ツイッターは約1万7500のフォロワーを抱えているという。
 キスのお相手はやはり共産党員で不倫などではなく真剣交際。
 週刊新潮のタイトルは「共産党アイドル『吉良佳子議員』の革命的接吻」という、ふざけたものだが、心に余裕があれば有名税程度に聞き流せるものである。実際、吉良議員はまったく意に介しておらず、記事の掲載と前後して、上記の真剣交際宣言を行っている。

 この件について激怒したのは本人ではなく共産党。週刊新潮に対して「常軌を逸した取材」として激しく攻撃している。あまりの激高ぶりに、党をよく知る人からは「かつての革命政党の本音が出てしまった」との声が聞かれる。

 ロシアや中国など非民主国家では、権力者の私生活について一般国民が語るのはそれ自体が一種の犯罪となっている。民主国家の中でも革命政権としての性格が色濃く残るフランスでは、今でも権力者の私生活はタブーである。権力者の私生活がコンテンツとして大量消費される米国や英国とは大きく異なっている。

 日本共産党は戦後、暴力革命を否定し議会政党に生まれ変わっている。最近では社会民主主義的なスタンスを強め、リベラル層の取り込みを図っている。吉良議員は、まさに現代の共産党を象徴する人物といってよい。
 今回の件について、共産党が「大人の恋愛ですから、暖かく見守ってください」とでもコメントしていれば、共産党は変わったと印象付けられたかもしれない。だが現実の対応はまったくの反対であった。

 もっとも、日本は経済的地位の低下に伴い、社会全体の寛容性がなくなりつつある。議員の私生活に関する報道に過剰反応する与党政治家も多い。不倫相手が4人もいると国会で追及され、「正確には5人です」と答弁した三木武吉のようなおおらかな政治家はもはや歴史上の話でしかない。
 政権与党ですらこのような状況であることを考えると、共産党がこのような反応になってしまうのは、仕方のないことかもしれない。

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