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坂本龍一氏がとうとう終末論を披露。リベラル誌の若者読者に彼はどう映るのか?

 

 今や反原発アーティストになってしまった感のある坂本龍一氏だが、ある雑誌のインタビューにおいて、とうとう 「この世界は20年も持たない」というかなり悲観的なコメントを出している。ネット上ではとうとう、坂本龍一氏も終末論まで語るようになってしまったかと、ちょっとした話題になっている。

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 インタビューを掲載したのは、ビックイシュー。ビックイシューはもともと英国のロンドンからスタートした雑誌で、ホームレスだけが販売できるというユニークな媒体。日本版は2003年から路上での販売を開始している。
 同誌はWeb版もあり、その編集長を務めているのは、草食系の著名ブロガーであるイケダハヤト氏である。当然、誌面はホームレス問題や原発問題など、かなりリベラルな内容だ。

 インタビューで坂本氏は「管理社会の圧力が世界的に高まっている」「路上にごみひとつ落ちているものも許せないような、社会にモノ申す者を排除する力が強まっている」といった形で現代社会を強く批判している。「脱原発どころか、改憲、徴兵制と矢継ぎ早にやってくる」として、日本は危険な方向に向かっていると指摘した上で、現在の社会システムは「20年も持たない」と終末論的な見解を披露している。

 管理社会批判や護憲といったあたりは、ここ数年、坂本氏が発言している内容の繰り返しだが、最終的には終末論まで登場しており、氏の悲観論はどうも頂点に達しているようだ。

 ネットでは当然のことながら、賛否両論となっているが、批判する意見の中には「本業である音楽に専念すべきだ」「電機をたくさん使う音楽をやっておきながら反原発とは無責任」「日本に住まずに日本を貶めてばかりいる」といった意見が目立っている。

 時間とは恐ろしいもので、偉大なミュージシャンが変貌してしまったという印象になっているのだが、実際はそうでもない。坂本氏はデビュー当時から反体制的な人物であり、彼の名を一躍有名にしたYMO(イエローマジックオーケストラ)というユニットでは、小林克也氏や伊武雅刀氏らとコラボを組み、徹底的に日本を貶めるギャグで一世を風靡していた。ある意味で、昔から無責任な人物であり、彼の基本的な主張や世界観は変わってない。
 ちなみに坂本氏は高校時代から、学生運動に没頭しており、自民党の塩崎元官房長官は当時の学生運動仲間である。
 バブル経済を目前に控え、経済が絶好調だった80年代には、こうした坂本氏の言動は流行として消費された。だが、経済的、政治的に苦境に立たされている現在はそうではなくなっている。

 坂本氏は一部の中高年の意識を代弁した世代を象徴する人物ともいわれている。一方、ビックイシューは、現代の若者世代の意識を誌面に反映させた媒体といってよいだろう。
 ビックイシューの読者は、坂本氏の発言を、古いオジサン世代の発言と捉えるのだろうか?それとも今現在の問題として捉えるのだろうか?。さらにいえば、イデオロギーの問題として捉えるのだろうか?それとも純粋な社会問題として捉えるのだろうか?

 - マスコミ, 社会 ,

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