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ネオヒルズ族与沢翼氏が資金ショートを告白。その理由は何と巨額の税金

 

 暴走族からネット起業家に転身し、1秒間に1億円稼ぐと豪語していた、フリーエージェントスタイル社長の与沢翼氏が、資金ショートしていると明らかにした。資金ショートの主な原因は、前年度の法人税の滞納。これが事実なら、少なくとも前期までは、巨額の利益を上げていたことになる。

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 フリーエージェントスタイルの事業内容は完全に明らかになっているわけではないが、特定のテーマ(お金儲けなど)に対して高い関心を持つ顧客予備軍をネットで集客し、その後、高額の情報商材を集中的に販売する手法を用いていたと考えられる。
 フェラーリやロールスロイスなど複数の高級外車を所有し、一晩に軽く数百万円を使うと発言していた。メディアに対する派手な私生活の露出から、ネオヒルズ族などともいわれていた。

 だが今年に入って同社の経営が悪化しているとの噂が流れていた。与沢氏本人も、今後は堅実なビジネスをしていきたいと述べるなど、弱気な発言が目立っていた。

 与沢氏本人がブログに記載したところによると、2013年8月期の法人税など約2億5000万円のうち、約1億円分と、さらに前年度分の修正申告分の約9000万円の支払いが困難となり、2億円程度は何とか支払ったものの、残りを滞納している状態だという。このため、六本木にある本社ビルの賃貸を解約し、所有する複数の外車を売却したという。
 提携先の倒産で売上げが入ってこなかったり、海外のFX投資ファンドへの出資で元本の9割を失うというトラブルも重なり状況が悪化したという。
 ちなみに同社が入居していたビルは、かつてグリーが入居していたことで知られており、IT起業家の中では「出世できるビル」として知られている。

 業績が悪化したことで、資金繰りのメドがつかなくなるケースは多いが、与沢氏の場合は、その原因が税金というところが特徴的だ。2013年8月の法人税が約2億5000万だったということは、経常利益は5億円近くあった計算になる。同社の売上げは10億円程度といわれていたので、約半分が利益だったことになる。
 だが今年に入って経営が急激に悪化したため、昨年度の税金すら払えない状況となり、事業を大幅に縮小する結果となった。

 ネットを使って高額の情報商材を販売するビジネスは、特に目新しいものではなく、その多くが短命である。だが与沢氏のように業績悪化の状況を自ら公開するケースは非常に珍しい。なかなか普通では得ることができない情報という意味では非常に貴重なものである。
 与沢氏は何とか事業を継続したいとしているが、この先、与沢氏とフリー社がどうなるのか、引き続き注目である。もしかすると、経営危機の体験そのものが、再び同社の商材となるのかもしれない。

 - 経済, IT・科学

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