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米大統領選挙、なぜか日本のマスコミが報じないオバマ、ロムニー以外の候補者

 

 米国大統領選挙の開票が一部の州で始まった。今日の午後には大勢が判明する見込みだ。

 ところで、日本ではなぜか民主党のオバマ大統領と共和党のロムニー候補しか報道されないが、大統領選挙には両候補以外も立候補している。

 二大政党以外の候補者が立候補するためには、各州で一定の有権者数の署名が必要となるためハードルが高い。ほぼすべての州でこの条件をクリアして、全米レベルで立候補できた候補者は4人いる。また一部の州のみでの立候補者を含めると25人にも上る。
 中には泡沫候補もいるが、二大政党以外の候補者を眺めてみると、米国政治の別な面も見えてくる。二大政党以外で、ほぼ全州で立候補した人は以下の4人だ。

 ゲーリー・ジョンソン候補(リバータリアン党)
 バージル・グード候補(アメリカ立憲党)
 ジル・スタイン候補(緑の党)
 ロッキー・アンダーソン候補(正義党)

 ジョンソン候補は米国政治で一定の根強い支持を得ているリバータリアン党の候補者。もともとは共和党員で元ニューメキシコ州知事。リバータリアンは政府の役割を極限まで縮小すべきと主張している人たち。肥大化した公務員制度を強く批判しており、場合によっては道路などの整備も自前で行うべきという考えを持っている。

 グード候補はアメリカ立憲党(旧アメリカ納税者党)の候補者で共和党の元下院議員。同党はキリスト教原理主義に基づく超保守主義政党で、不法移民への厳しい対処、中絶反対、IMFや世界銀行など国際金融システムへの不参加などを唱えている。

 スタイン候補はユダヤ人の女性医師。政党は緑の党。同党はその名の通り、エコロジーや平和を唱える政党。2000年の大統領選挙では、同党から消費者運動の著名リーダーであるラルフ・ネーダー氏が立候補して話題となった。

 アンダーソン候補は正義党の候補者で元ソルトレイクシティ市長(父親はモルモン教だったが本人はモルモン教ではない)。正義党は2011年に設立された社会民主系の政党。同氏は以前は民主党員だった。

 第三勢力で注目されるのは、やはりリバータリアン党だ。大統領選挙では独自の候補者を出していないが、リバータリアンとほぼ同じ主張をしているティーパーティも大統領選挙に大きな影響力を及ぼしているこ。肥大化した連邦政府に対する批判は全米レベルで相当な規模になっていることが伺える。
 また緑の党や正義党などのリベラル系政党も、60年代、70年代の時代から脈々と一定の支持を得ていることが分かる。このほか社会主義政党や一部の州の独立を主張する党なども、一部の州で候補者を出している。

 - 政治

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