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維新の会と石原新党が急接近。橋下氏のたちあがれ批判は戦略?

 

 基本政策の違いをめぐって駆け引きが行われていた維新の会と石原新党(たちあがれ日本)が合流する可能性が出てきた。

 朝日新聞の報道によると、日本維新の会の橋下徹代表は、石原慎太郎前東京都知事がたちあがれ日本のメンバーと結成する新党に対し、維新への合流を呼びかける方針を決定したという。
 石原氏についていかないと議席の確保すら怪しいたちあがれのメンバーと、石原氏個人だけを活用したい維新との間で溝が埋まらず、これまで第三極の連合協議はなかなか進んでいなかった。今回、強硬だった維新側が折れたことで、連合が一気に進む可能性が出てきた。

 もっとも、これまでの橋下代表による激しいたちあがれ批判は、橋下氏のホンネであると同時に、好条件を引き出すための駆け引きであった可能性が高い。

 維新サイドとしては、十分な選挙態勢が整っておらず、他党との連携はある意味で必須の要件ともいえる。
 維新はまとまった選挙資金を保有しておらず、選挙資金は候補者が自前で調達することが前提。維新の塾には政治家希望者が殺到したが、政治家としての能力を持ち、かつ2000万円から3000万円ともいわれる選挙資金を調達できる人材は極めて限られてくる。全選挙区に候補者を擁立するのは事実上不可能であった。
 超現実主義者であるといわれる橋下氏にとって、イデオロギー的に相容れなくても妥協するという選択肢は難しいものではない。

 今回、石原新党との連携が実現できれば、維新の選挙戦略も現実味を帯びてくる。9日には維新の会とたちあがれ日本との間で政策協議が行われる予定となっており、場合によっては連携からさらに一歩踏み込んで合併という選択肢も議論される可能性がある。

 合併が実現されれば、少なくとも選挙における影響力という意味では、自民党、民主党にとって大きな脅威となることは間違いない。

 - 政治

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