ニュースの教科書

ジャーナリストが記事にできないホンネやつぶやきを集めた脱力系ニュースサイト

維新の会と石原新党が急接近。橋下氏のたちあがれ批判は戦略?

 

 基本政策の違いをめぐって駆け引きが行われていた維新の会と石原新党(たちあがれ日本)が合流する可能性が出てきた。

 朝日新聞の報道によると、日本維新の会の橋下徹代表は、石原慎太郎前東京都知事がたちあがれ日本のメンバーと結成する新党に対し、維新への合流を呼びかける方針を決定したという。
 石原氏についていかないと議席の確保すら怪しいたちあがれのメンバーと、石原氏個人だけを活用したい維新との間で溝が埋まらず、これまで第三極の連合協議はなかなか進んでいなかった。今回、強硬だった維新側が折れたことで、連合が一気に進む可能性が出てきた。

 もっとも、これまでの橋下代表による激しいたちあがれ批判は、橋下氏のホンネであると同時に、好条件を引き出すための駆け引きであった可能性が高い。

 維新サイドとしては、十分な選挙態勢が整っておらず、他党との連携はある意味で必須の要件ともいえる。
 維新はまとまった選挙資金を保有しておらず、選挙資金は候補者が自前で調達することが前提。維新の塾には政治家希望者が殺到したが、政治家としての能力を持ち、かつ2000万円から3000万円ともいわれる選挙資金を調達できる人材は極めて限られてくる。全選挙区に候補者を擁立するのは事実上不可能であった。
 超現実主義者であるといわれる橋下氏にとって、イデオロギー的に相容れなくても妥協するという選択肢は難しいものではない。

 今回、石原新党との連携が実現できれば、維新の選挙戦略も現実味を帯びてくる。9日には維新の会とたちあがれ日本との間で政策協議が行われる予定となっており、場合によっては連携からさらに一歩踏み込んで合併という選択肢も議論される可能性がある。

 合併が実現されれば、少なくとも選挙における影響力という意味では、自民党、民主党にとって大きな脅威となることは間違いない。

 - 政治

  関連記事

George Washington02
米経済誌が在日米軍の段階的撤退論を掲載。内容は冷静で、かなり客観的

 米経済誌ウォール・ストリート・ジャーナルは5月10日、「米軍は日本からの撤退を …

hatoyama
鳩山元首相が訪中。中国による分断作戦か日本政府への隠れたラブコールか?

 今回の衆院選をきっかけに政界を引退した鳩山元首相が中国の招きで訪中することが明 …

tppabe
TPPの影響試算を政府が公表。だが一般均衡モデルを使った試算にはほとんど意味がない

 政府は3月15日、安倍首相によるTPP参加表明を受けて、その経済効果に関する影 …

boribia01
ボリビア大統領がスノーデン事件に関連して空港で足止め。仏など欧州各国を非難

 ロシアを訪問し、南米ボリビアに帰国途中だった同国のモラレス大統領が乗った専用機 …

no image
吹田市の随意契約問題は方法が稚拙なだけ。官公庁に蔓延する入札を偽装する手口

 大阪府吹田市が、市長の後援会副会長が社長を務める電気工事会社に対し、市庁舎の太 …

his
旅行大手HISが日本に絶望?タイを拠点に、新航空会社の設立を発表

 旅行大手のエイチ・アイ・エス(HIS)は4日、タイに航空子会社を設立し、日中韓 …

sangiinabe01
総額5.5兆円の補正予算が可決成立。だが昨年より規模が小さく、効果は限定的

 参議院は2014年2月6日、消費税増税をにらんだ経済対策を柱とする2013年度 …

businessman02
内閣府の世論調査。個人か国かとの問いで、個人とする割合が過去最高に

 内閣府は2015年3月23日、社会意識に関する世論調査の結果を発表した。「国や …

kourousho
マクロ経済スライド制という奇妙な名称の制度がスタート。年金は実質減額へ

 2015年から年金の本格的な抑制が始まる。年金財政の破たんを防ぐためには、必須 …

senkaku02
中国が尖閣付近での活動を活発化。今度は新鋭ミサイル駆逐艦を投入

 中国が尖閣諸島付近での活動を活発化させている。これまで中国の活動は日本の巡視船 …