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ダウがとうとう1万7000ドルの大台を突破。今後は利上げをにらんだ駆け引きに

 

 ダウ平均株価が2014年7月3日、とうとう1万7000ドルの大台を突破した。同日に発表された雇用統計の数字が好調だったことから、相場を押し上げた。ただ米国は独立記念日でお祭りムードとなっており、株価もその影響を受けている。今月は第1四半期の決算シーズンでもある。今後もこの株価が続くのかは、決算を見極めてらかということになりそうだ。

 nyse03 米労働省が発表した6月の雇用統計は、非農業部門の就業者数が前月比28万8000人増と大幅な増加となった。米国では毎月の雇用者数の増加が20万人を超えると経済が好調とみなされる。
 5月は改定値で22万4000人増、4月は改定値で30万4000人増となり、過去に遡って好調であることが示された。また失業率も0.2ポイント低下して6.1%となり、5%台が目前となっている。

 米国は冬の大寒波や春以降続く洪水などで経済の失速が懸念されていたが、足元の景気は失速していないことがあらためて確認された。今後も米国経済は順調に拡大するとの見方が強まっている。

 ただ米国経済が堅調であることと、この相場が長続きすることは必ずしも一致しない。長期的には株式市場は経済成長と連動するが短期的にはそうではないからだ。

 現在の株価は、FRB(連邦準備制度理事会)による低金利政策の恩恵を受けている。もし米国経済が順調に拡大するという確信が高まってくれば、当然FRBは利上げを視野に入れ始める。また今月は第1四半期の決算シーズンでもある。雇用統計の数字が良かったことで、決算への期待が高まっているが、期待値が高い分、よほどよい結果でなければ逆に失望売りを誘う可能性もある。

 米国株はあまりにも順調に上昇を続けたことから、多くの投資家が一旦は調整すると見ていた。だが、ダウ平均株価は、その期待をことごとく裏切ってきている。今回もやはりそうなってしまい、スルスルと上昇してしまうのか、あるいは決算や利上げ期待などをきっかけに、一旦は下落に転じるのか。市場関係者にとっては、株高といっても、実は悩ましい日々が続くことになる。

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