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スマホのバッテリーを切らすと飛行機に乗れない?米国の新保安体制

 

 バッテリー切れになると飛行機に乗れない。そんな悪夢が現実になろうとしている。米運輸保安庁は2014年7月6日、電源を入れて動作させることができない電子機器の機内への持ち込みを認めない方針を明らかにした。電子機器に似せた爆発物の持ち込みを防ぐのが目的だという。

hikouki2014

 米国土安全保障省は先週、テロ組織が空港の保安検査で見つかりにくい爆弾を開発しているとの情報が入ったとして、安全対策の強化を運輸保安庁に指示していた。今回の発表はこれを受けた措置。
 今後は、米国行きの国際便で乗客が持ち込む電子機器について、爆弾ではないことを示すために電源を入れるよう指示される可能性がある。もし作動させることができない場合には、電池切れであっても機内への持ち込みが許可されない。

 すべての電子機器がチェックされるわけではなく、あくまで係員が指示した機器のみが対象となる。米国との行き来が多い、ロンドンのヒースロー空港では、すでに新しいチェック体制が始まっているが、大きな混乱は生じていないという。

 今後、米国に渡航する予定のある人はスマホの電池切れには注意した方がよいだろう。スマホは電池の消費が早くすぐに電池切れを起こしてしまう。手荷物チェックの時に不運にも電池切れになってしまうと、最悪の場合、スマホか搭乗のどちらかを諦めなければならない可能性がある。

 もっとも、こうした保安強化でテロへの危険が完全に除去されたわけではない。欧米各誌が、イエメンにある国際テロ組織アルカイダ系のグループが、人体に埋め込み、空港の探知機に探知されにくい新型爆弾を開発したと報じているからだ。

 この新型爆弾は、外科的な手術で体内に埋め込まれ、携帯電話で起爆するという。おそらく、C4(プラスチック系の爆弾)に携帯電話を改造した起爆装置を組み合わせたものと考えられる。
 体内に埋めこまれているため、金属探知機や化学物質探知機でも発見されにくいという。こうした爆弾を確実に発見するには、搭乗者全員にX線検査を実施する必要があるが、被爆などの問題から現実的ではない。今のところ完全な対策はない状況だ。

 米国土安全保障省では、過剰反応や過剰な憶測をするようなことではないと強調しているが不安は尽きない。ちなみに、今回の保安対策強化の対象となるのは米国外の空港のみで、米国内の空港は対象とならない。

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