ニュースの教科書

ジャーナリストが記事にできないホンネやつぶやきを集めた脱力系ニュースサイト

グーグルの4~6月期決算。クリック数、単価ともに安定的に推移

 

 ネット検索大手米グーグルは2014年7月17日、2014年4~6月期の決算を発表した。前四半期の決算では売上高がマイナスになるなど、失速の兆しが出ていた。今期は前期比でわずかにプラスになり、広告単価も下げ止まっていることが確認された。市場では安心感が広がっている。

 google2014 売上高は、前年同期比21.7%増の159億5500万ドル(約1兆6100億円)、純利益は6%増の34億2200万ドル(約3460億円)だった。広告のクリック数は、前年同月比で25%増、前期比では2%増となった。クリック単価は、前年同期比では6%のマイナスだったが、前期比では同水準を維持している。

 同社のビジネスは基本的に広告のクリック数とクリック単価に依存する。2011年後半からクリック数の急増とクリック単価の下落が始まったが、これはスマホ市場の拡大と大きく関係している。

 これまでは、クリック数の増加ペースがクリック単価の下落ペースを上回っていたので、同社は増収増益を続けることができたが、前四半期はクリック数の伸び悩みが顕著になっていた。ここでクリック単価の下落が止まらないと、同社の収益は低迷することになってしまう。

 今期は、クリック数、広告単価ともにほぼ横ばいとなり、大きな動きはなかった。スマホ市場もそろそろ頭打ちであることを考えると、当面、同社の収益は安定的に推移する可能性が高くなってきた。

 同社は車の自動運転などロボットの開発を急ピッチで進めている。こうしたビジネスに広告がどのように実装されてくるのか現時点では判断がつかないが、同社の収益に関して次のブレークスルーがあるとすると、こうした新規事業の登場後ということになるだろう。

 - 経済, IT・科学 , , ,

  関連記事

googlehead
グーグルの決算から垣間見る、インターネット経済の近未来

 ネット検索最大手の米グーグルは2014年1月30日、2013年10~12月期の …

imf201306
IMFが最新の世界経済見通しを発表。日本は大型公共事業の効果で主要国トップの成長率

 国際通貨基金(IMF)は7月9日、最新の世界経済見通しを発表した。全世界の20 …

kokusaishushi201303
日本の経常収支。マスコミ報道では「黒字激減」だが、足元の状況は少し異なる

 財務省は5月10日、3月の国際収支を発表した。貿易収支は2194億円の赤字だが …

kuroda
本当はコワイ、日銀・黒田新総裁の主張。日本人は理解しているのか?

 日銀の白川総裁は3月19日、退任記者会見に臨んだ。白川総裁は、デフレを脱却と持 …

abekaisan20141113
7~9月期のGDPは予想通り思わしくない可能性が大。増税スキップは政治判断へ

 11月17日に発表される7~9月期の実質GDPの数字が思わしくない可能性がさら …

no image
想定外のウォン高進行で、韓国経済が総崩になる兆候。

 これまで好調に推移してきた韓国経済が総崩れになる可能性が出てきた。原因は急速に …

no image
パルコを巡る痴話喧嘩が終結。そこから見えてくるものとは?

 2年以上に及ぶパルコの経営権をめぐるゴタゴタがようやく終結した。8月末、Jフロ …

fanakku
秘密主義から一転、株主との対話路線に舵を切った「謎の会社」ファナック

 産業用ロボット大手ファナックの株価が急騰している。2月初旬には2万円前後だった …

ichiganrefu
日本企業の世界シェア調査。トップ品目も多いが、縮小市場・低付加価値が目立つ

 日本経済新聞社は2015年7月5日、2014年における主要商品・サービスシェア …

obamakakusa
オバマ政権が富裕層課税を提唱。日米における格差の質的違いが際立つ

 オバマ政権は2015年1月18日、格差解消のため富裕層課税を強化する方針を打ち …