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ツイッターのタイムライン閲覧数が回復。成長期待の維持で株価反転なるか?

 

 短文投稿サイトの米ツイッターは2014年7月29日、2014年4~6月期の決算を発表した。前年同期比で売上げが2.2倍に増加したことに加え、懸念材料であったタイムライン閲覧数の減少に歯止めがかかった。市場には安心感が広がっている。

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 最近の同社決算には、よくない兆候が出ていた。収益のカギを握るタイムライン閲覧数(一般的なサイトのページビューに相当)の伸び悩みが鮮明になっていたからである。

 同社の平均月間利用者数は2012年以降、四半期決算ごとに平均8%の伸びを見せている。当初は利用者数の増加に応じてタイムライン閲覧数も伸びていたのだが、2013年10~12月期の決算で異変が生じた。月間利用者数が伸びているにもかかわらず、タイムライン閲覧数が前期比でマイナスに転じたのである。

 その後、前回(2014年1~3月)決算ではタイムライン閲覧数の伸びは前期比プラス6.1%に回復、今回の決算ではプラス10.2%と持ち直した。ワールドカップの特需に加え、機能変更が効果的に作用したと考えられる。
 今後も利用者数の増加に比例してタイムライン閲覧数を伸ばすことができれば、これまでの高い期待収益を維持することも可能となってきた。

 今期における同社の売上高は3億1217万ドル(約318億円)で前年同期比2.2倍。最終損益は1億4464億ドル(約148億円)の赤字。研究開発費がかさんでおり、赤字額は大幅に増加している。
 平均月間利用者数は2億7100万人となり前年同期比で24%増加した。このうちモバイル端末からの利用者数は2億1100万人で、こちらは前年同期比で29%増。タイムライン閲覧数は1730億回だった。

 同社はモメンタム株(勢いで買われている銘柄)の典型とみなされており、株価の騰落が激しい。2013年末には70ドルを超えていたが、今年5月には30ドル目前まで売られていた。タイムライン閲覧数など各種指標に回復傾向が見られたことで、さらに株価が急落するという状況は回避されたと考えられる。中長期的な上昇トレンドを確定するには、次の決算の数字を待つ必要があるだろう。

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