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習近平国家主席と米ライス補佐官が会談。オバマ大統領訪中の準備が進む

 

 中国の習近平国家主席と米国のライス大統領補佐官は2014年9月9日、北京で会談した。11月にはオバマ大統領と習氏の首脳会談が予定されており、そのための地ならしが目的と考えられる。

 shuraisukaidan ライス氏はオバマ氏からの信頼が厚いといわれており、米国の対中外交のカギを握る人物の一人。ライス氏が中国を訪問するのは、大統領補佐官に就任してからは初めてとなる。

 ライス氏は、習氏との会談に加えて、ライス氏のカウンターパートで中国外交の責任者である楊潔チ国務委員、王毅外相、范長龍中央軍事委員会副主席など重要人物と相次いで会談しており、11月のオバマ氏訪中に向けた情報収集を行っている。

 習氏は「中米両国は、新しい大国関係を構築し、持続的に発展させていく必要がある」と述べた。これに対してライス氏も「オバマ大統領は米中関係は世界で最も重要な二国間関係の1つであると信じている」と述べ、いつものように基本的な方向性について違いがない点を強調した。

 基本的に両国は、対立ではなく、対話を前提に交渉を進めているが、一方で米国は、中国が東シナ海で防空識別圏を設定したことや、南シナ海において周辺諸国との緊張関係を高めていることについて懸念を抱いている。
 7月に行われた米中戦略・経済対話では、米国のケリー国務長官が、「新しい大国関係が明確に定義されたわけではない」と発言するなど、米国側が中国を牽制する発言が目立った。

 今回は11月のオバマ氏訪中の地ならしということもあり、双方とも抑制的なスタンスで会談が行われた模様。本来であれば、話題に上るであろう香港の民主化問題も米国側は取り上げなかったといわれている。
 ただ、8月に南シナ海上空で中国軍の戦闘機が米軍の対潜哨戒機に異常接近した問題については、中国側は強気のスタンスで、米側に対して中国近海の偵察を自制するよう求めたといわれている。

 米中関係が大きく動くとすると、やはり11月のオバマ大統領の訪中がきっかけとなるだろう。今のところ中国側が譲る気配のない尖閣諸島を含む「核心的利益」について、どちらが譲歩の姿勢を示すのかが、今後の焦点となるだろう。

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