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FRBが量的緩和終了をあらためて確認。利上げによる円安が加速か?

 

 FRB(連邦準備制度理事会)は2014年9月17日、FOMC(連邦公開市場委員会)において、量的緩和策を次回の会合で終了することをあらためて確認した。
 会合を受けて、米国株式市場は上昇、債権市場は金利上昇を見込んで下落、為替相場はドルが上昇した。市場の注目は名実ともに利上げのタイミングに移ることになる。

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 FRBは今年1月から量的緩和策の縮小を開始している。当初、FRBは月あたり850億ドルの資産を購入していたが、これを100億ドルずつ段階的に縮小してきた。
 今回のFOMCでは、当初の予定通り、10月には150億ドルに減額し、11月には資産購入を停止することを確認した。また経済見通しが安定した段階で利上げに踏み切るという出口戦略の大原則も併せて公表した。

 これらは既定路線であり、市場では利上げの具体的な時期について関心が高まっている。このところのドルの急上昇も、米国における利上げ観測の高まりを受けた動きである。

 市場では、ゼロ金利政策について「相当な期間」維持するとした表現がどのように変更されるのかに注目が集まっていたが、今回のFOMCではこの表現が据え置かれた。ただ利上げを主張するメンバーが増えてきており、利上げの時期は早まっている。
 来年の夏頃には利上げが行われるというのが、大方の市場関係者の見方であり、市場もこのあたりをターゲットに動いていると考えられる。

 株式市場では、利上げまでにはまだ時間があるので、ある程度の上昇余地があると解釈されているようである。一方、債券市場や為替市場では、利上げを織り込んだ動きが目立つようになっている。もしこの動きが続くようであれば、さらに円安が進む可能性が高くなってくるだろう。

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