ニュースの教科書

ジャーナリストが記事にできないホンネやつぶやきを集めた脱力系ニュースサイト

イスラエル総選挙。オバマ政権にケンカを売ったネタニヤフ首相が再選へ

 

 イスラエルで総選挙が行われ、ネタニヤフ首相が率いる与党リクードを中心とした右派・宗教勢力が過半数を確保できる見込みとなった。ネタニヤフ氏が再選される公算が高まったことで、中東和平問題におけるイスラエルの強硬路線が継続することになった。悪化しているオバマ政権との関係にも注目が集まっている。

 netaniyafunageki ネタニヤフ政権は、パレスチナ問題における強硬路線を進めてお、アラブ各国との対立が激化している。ただ国内世論は二分しているといわれており、経済問題を最優先し、パレスチナとは和平交渉を進めるべきという声も大きい。今回の総選挙では、リクードは劣勢と伝えられており、労働党を中心とする中道左派が勝利する可能性もあった。

 米国はオバマ政権になって以降、中東問題に対して一定の距離を置く方針に転換しており、米国の強硬な介入を望むネタニヤフ政権とは対立することが多くなっていた。
 危機感を募らせたネタニヤフ氏は、米共和党が主導権を握る議会からの招待に応じ、オバマ政権を無視する形で米議会で演説を行った。オバマ政権は露骨に不快感を表明しており、これが今回の選挙にどのような影響を与えるのかが注目されていた。

 総選挙は2015年3月17日に投票が行われた。結果は、事前予想とは逆にリクードの勝利となり、一連のネタニヤフ氏の言動は国民から支持された形となった。ただ、今回の選挙戦で、ネタニヤフ陣営は極右も含めた右派陣営を総動員したといわれており、次期政権では、さらに強硬路線を進めざるを得ない状況となっている。

 オバマ政権との対立は確実な状況であり、ネタニヤフ政権はさらに難しい舵取りを迫られることになる。一方、米国も、現在進めているイランとの核協議について、イスラエルが批判を強めることは確実であり、中東問題の不透明感が高まる可能性が高い。

 - 政治 , , ,

  関連記事

matsuzawa
松沢・前神奈川県知事が都知事選に出馬を表明。だが前回の都知事選での失態はイタい

 前神奈川県知事の松沢成文氏が8日午後、都庁で記者会見を行い、12月に行われる東 …

gpif201306
年金運用改革の最終報告書まとまる。国内の景気対策に年金が利用される危険性も

 公的年金の運用改革を議論する政府の有識者会議は11月20日、国債を中心とした従 …

rap01
イスラム過激主義者はなぜかラップが大好き

 パキスタンで9日、イスラム武装勢力タリバンを批判するブログを執筆していた14歳 …

shuraisukaidan
習近平国家主席と米ライス補佐官が会談。オバマ大統領訪中の準備が進む

 中国の習近平国家主席と米国のライス大統領補佐官は2014年9月9日、北京で会談 …

kokkaigijido02
格付け会社の体質が変わっていないのだとすると、日本国債はそろそろ危ないかもしれない

 安倍首相が消費増税の再延期を表明したことについて、格付け会社は引き下げを実施し …

abensc
日本版NSCの概要が固まる。現行法よりは進歩しているが、抱えている問題は変わらず

 政府は外交・安全保障の司令塔となる国家安全保障会議(日本版NSC)の概要を固め …

no image
中国初の空母、名前は「釣魚島」との噂は本当か?

  近く就航が予定されている中国初の空母に対して、沖縄・尖閣諸 島の中国名である …

tabakohaian
見送りの可能性も出てきた受動喫煙防止法案。日本は2周回遅れへ

 今国会での審議が予定されていた受動喫煙防止法案の提出が見送られる可能性が高くな …

3946377
最近注目を集める金本位制復活論。だが日本人にこれを導入する覚悟があるとは思えない

  米国大統領選挙が終了しオバマ大統領が再選されたことで、当面現状の金融政策が維 …

shukinpei
中国の新しいリーダー習近平氏は何者なのか?謎に満ちたその人物像に迫る

 中国共産党の新しい指導者となる習近平氏はどのような政治家なのか?中国の指導者は …