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グーグル2015年1Q決算は、成長鈍化で投資先行。ロボットなどが収益に貢献するのはまだ先

 

 米グーグルは2015年4月23日、2015年1~3月期の決算を発表した。主力の広告事業が堅調で、売上高は前年同月比11.9%増の172億5800万ドル(約2兆700億円)、純利益は同3.4%増の35億8600万ドル(約4300億円)となった。
 ただ、前期比では売上げの鈍化が顕著となっているほか、研究開発費を中心にコストの増加が目立つ。同社の成長は踊り場に差し掛かっている可能性が高い。

googlekesan201303 同社の収益のほとんどは、検索エンジンに連動する広告となっている。このため広告のクリック数とクリック単価の積でおおよその売上高が決まる。
 これまで、インターネット市場では、スマホ・シフトによってアクセス数の増加とクリック単価の下落が同時に進んでいた。クリック単価の下落は売上減少の要因となるが、市場の拡大がそれをカバーしていた。
 2014年頃から単価の下落には歯止めがかかったが、アクセス数の増加も鈍化するようになってきた。

 2015年1~3月期は、前年同月比でクリック数が13%増加する一方、前期比では1%のマイナスとなった。前年度も第1四半期はクリック数が減少しているので、それ自体は初めてのことではないが、かつてのような高成長を持続できなくなっているのは確かだ。

 同社は、次の成長フェーズを実現するために、積極的な研究開発投資を行っている。売上高に占める研究開発費の割合は、前年同期は13.8%だったが、今期は16%まで高めており、約3000億円を支出している。

 自動運転やロボット、人工知能などに対する先行投資を積極的に行い、次の成長につなげたい意向だ。ただ、こうした投資がいつ、どのような形で収益に結びつくのかは、まだはっきりしていない。
 同社の潜在的成長力が高いことは間違いないが、それが具現化してくるまでには、多少のタイムラグがありそうだ。

 - 経済, IT・科学 , ,

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