ニュースの教科書

ジャーナリストが記事にできないホンネやつぶやきを集めた脱力系ニュースサイト

実はそれほど悪くない?サンフランシスコ連銀の米GDPに関する見解が話題に

 

 年率換算でプラス0.2%成長にとどまっていた2015年1~3月期の米GDP(国内総生産)に関して、異なる見解が出ている。サンフランシスコ地区連銀が季節調整要因について修正を試みたところ、プラス1.8%程度の成長になる可能性が出てきたという。
 GDPが弱い数値となったことから、米国では利上げの時期をめぐって神経質な展開となっているが、今回のレポートは、利上げ議論にも影響を与えそうだ。 sanfranrengin サンフランシスコ地区連銀が2015年5月18日に公表した報告書によると、米国の2015年1~3月期のGDPは、季節調整要因の計算方法によってはプラス1.8%になる可能性があるという。
 正式なGDP統計では、プラス0.2%というかなり弱い数値となっていた。厳冬で個人消費が思いのほか伸びなかったことや、西海岸の港湾ストの影響で輸出が鈍ったことが大きく影響している。

 基本的に特殊要因が原因であり、好調な米国経済という基調に変化はないという認識だが、景気の先行きについては慎重に見た方がよいというのがコンセンサスとなっていた。

 このため市場では早期利上げ論が後退しており、逆にこれが株価を下支えする要因となっている。FRB(連邦準備制度理事会)のイエレン議長は6日、株価が高すぎるという発言を行ったが、株価の動きはむしろそれとは逆方向だ。
 だが、プラス1.8%程度の成長が確保されていたということになると、話は少し変わってくる。早期に利上げを実施しても、米国経済が失速することはないという楽観論が再び勢いを増してくれば、逆に株価は調整を模索するかもしれない。

 市場では、利上げ時期の後退を見越して株式を買い進める動きがある一方、米国経済の成長鈍化を材料にした円買い模索の動きなど、複雑な様相を呈している。FRBが、利上げについてのスタンスをはっきりさせるまでの間は、こうした状況が続く可能性が高い。

 - 経済 , ,

  関連記事

okano
痛くない注射針の会社が1億円もの所得隠し、日本のモノ作りの残念な結末

 痛くない注射針を開発したことで知られ、日本の物作りの象徴として賞賛されていた東 …

okane201407
最低賃金は16円引き上げで780円に。生活保護との逆転現象は解消

 最低賃金の引き上げについて議論していた厚生労働省の審議会は2014年7月29日 …

nikkeifinancialtimes
日経によるFT買収。読者層が異なる媒体でシナジー発揮できるのか?

 日本経済新聞社は2015年7月23日、英国の経済紙フィナンシャル・タイムズ(F …

trumphonhai
鴻海が米国に巨大な液晶パネル工場を建設。ソフトバンク孫社長の仲介が功奏?

 シャープを買収した台湾の鴻海精密工業は2017年1月22日、米国に液晶パネルの …

kyuka
日本人は休みすぎ?労働時間と経済成長の適切な関係とは?

 最近はちょっとした残業を命じただけもブラック企業と呼ばれる時代になり、大手企業 …

yamadadenki
ヤマダ電機の素早いリストラの背景には、村上ファンド系モノ言う株主の存在が

 家電量販店最大手のヤマダ電機は5月末までに約40の店舗を一斉閉鎖する。収益性の …

lawsonmitsubishi
資源価格下落で巨額赤字を抱える三菱商事がローソンを子会社化する事情

 三菱商事は2016年9月16日、コンビニ大手のローソンを子会社化すると発表した …

googlecar
グーグルが持ち株会社制への移行を発表。新規事業はいよいよ収益化へ

 米グーグルは2015年8月10日、持ち株会社「Alphabet」を設立し、傘下 …

indosina
タイの鉄道建設プロジェクトを巡る日中の地政学的争い。今のところ中国有利?

 日本が支援する予定のタイの鉄道建設プロジェクトが騒がしくなっている。タイ軍事政 …

sendaig7
G7を前に日本は八方塞がりの状況。日銀は追加緩和すらままならない?

 G7(主要7カ国財務相・中央銀行総裁会議)開催を前に、日本が八方塞がりの状況に …