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マーサ・スチュワート氏の会社が身売り。だがカリスマ主婦は転んでもタダでは起きない

 

 米国の「カリスマ主婦」といわれるマーサ・スチュワート氏が経営する会社が身売りされることになった。ただ、スチュワート氏は、合併後の新会社の大株主兼、最高創造責任者として引き続き経営に関与することになる。

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 スチュワート氏は1980年代から、テレビ番組や雑誌などで、料理やインテリアを中心にライフスタイルの提言を行い、カリスマ主婦といわれるようになった。
 97年に総合的な事業会社である、マーサスチュワート・リビング・オムニメディアを設立、同社はニューヨーク証券取引所に上場し、大株主である同氏の資産は一時は、2000億円以上に達していた。

 だが2002年に、投資していた製薬会社の業績悪化を事前に知り、株式を売り抜けていたとしてインサイダー取引に問われ有罪となった。服役の後、奇跡的にカムバックしたが、ネットの普及で雑誌の売れ行きが不調となり、同社の業績は悪化していた。

 同社を吸収するのは、米国で複数のブランドを展開する事業会社シーケンシャル・ブランズ・グループ。スチュワート氏の企業は、新しく設立する持ち株会の事業子会社となり引き続き事業を継続する。買収金額は約3億5000万ドル(約420億円)。
 持ち株会社はシーケンシャル・グループの後継として上場を維持し、スチュワート氏は大株主となり、最高創造責任者として引き続き経営に関与するという。

 現在、スチュワート氏は、自社の約半数の株式を所有しており、株価が下落したとはいえ200億円程度の資産を保有していると思われる。新会社におけるシェアにもよるが、業績を回復させることができれば、再び、資産額を大幅に増やすことも可能かもしれない。

 会社トップの座は手放してしまったが、服役をものともせず復活したスチュワート氏のことである。転んでもタダでは起きないだろう。

 - 経済 ,

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