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習近平国家主席の米国訪問始まる。ビル・ゲイツ氏は何と自宅で直接もてなし

 

 中国の習近平国家主席は2015年9月22日から、2回目となる米国訪問を行っている。前半は主に米国の産業界との対話を行い、後半はオバマ大統領との首脳会談や国連総会での演説など政治日程をこなす。シアトルでの会合にはマイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏が駆けつけるなど、中国と米国企業の蜜月ぶりが演出された。

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 習氏は22日、専用機で米国シアトルに到着したが、降り立った飛行場は何とボーイング社の主力工場に隣接したペインフィールド空港。中国は今回の訪米に合わせて、ボーイングから300機の航空機を購入する契約を締結している。一方、ボーイングは737型機の最終組み立て工程の一部を中国に移管すると発表した。

 同じ日、習氏は中国商務省と米ワシントン州が共同開催したシンポジウムに参加し、マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏と会談している。習氏は23日にマイクロソフト本社を訪問するほか、ゲイツ氏が習氏を直接自宅に招いてもてなす予定になっているという。

 23日には同じく産業界との会合や習氏による演説が設定されており、この会合には、米国主要企業のトップが顔を揃える。
 出席者にはアップルのクックCEO、GM(ゼネラルモーターズ)のバーラCEO、著名投資家のウォーレン・バフェット氏、スターバックスのシュルツCEO、アマゾンのベゾスCEOなどの名前があがっている。このほか、デュポン、ウォルトディズニー、ペプシコ、シスコシステムズなどが参加する。

 今回の訪米は、政治的にはサイバーセキュリティ問題や南シナ海問題などが浮上していることから、前回の訪米ほどの成果は得られないというのがもっぱらの見方である。だが産業界との関係性という点では状況が異なっているようだ。

 中国経済の失速によって世界経済の不安定要素が増しており、中国から撤退する企業も増えている。だが米国企業は、むしろ中国との関係強化に意欲的だ。米国にとっては中国景気の失速が、有利な条件を引き出せるチャンスと映っているようである。一方、中国にとっては米国企業との蜜月ぶりを演出することで、今後の米中交渉を有利に進めたいとの意向があると考えられる。

 西海岸での日程を終えた後は、習氏は専用機で東海岸に向かい、25日にはオバマ大統領との首脳会談に臨む。28日に国連総会で演説を行ったのち、29日に帰国する予定。

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