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中国が初の国産空母を旧ピッチで建造中。問題はその次の国産空母

 

 中国が初の国産空母の建造を急ピッチで進めている。今のペースが維持された場合、2017年にも就航する可能性が高まってきた。建造されている空母のスペックはそれほと高いものではないが、中国が国産空母を開発したという意味は大きい。
 さらに次の世代の空母が就航した場合、東シナ海や南シナ海におけるパワーバランスに大きな影響を与えることになるだろう。

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 中国は2012年9月、同国初の空母「遼寧」を就航させた。「遼寧」はウクライナから購入した旧ソ連製の空母「ワリャーク」を大規模改修したもので、実戦配備よりも、空母運用のノウハウを蓄積する目的が大きいといわれている。

 中国は遼寧での運用ノウハウをベースに、初の国産空母の建設に乗り出す方針を表明していたが、今年の1月になって正式に国産空母の建造を表明している。

 当初、国産空母は「遼寧」よりも大型になるとみられていたが、実際に建造が進められている空母は、排水量6万トンから7万トンと、満載排水量が6万7500トンである遼寧とほぼ同クラスであることが明らかになっている。搭載できる艦載機の数は30機から40機程度になる可能性が高い。
 艦載機の発艦方式も、米国で主流のカタパルト方式ではなく、遼寧と同じスキージャンプ方式が採用されており、発艦性能が大きく向上するわけではない。

 現在、新空母はドックに入った状態で、主要部分の接合作業が行われており、艦の全体像が姿を現しつつある。新空母が実戦配備されるのは2019年~2020年といわれているが、遼寧と同程度という低いスペックを考えれば、すぐにパワーバランスが崩れるという状況ではないだろう。

 だが中国は、中古空母の改修、同クラスの国産空母の開発と、本格的な空母の配備に向けて着実にステップを踏んでいる。現在、中国はカタパルトの開発も平行して進めており、次の国産空母にはカタパルトが搭載される可能性が高い。

 今回の新空母がトラブルなく運用され、次の国産空母の開発がスタートする段階に入ると、地政学的なバランスの変化はいよいよ現実のものとなってくる。時期的には2025年頃が目安となるだろう。

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