ニュースの教科書

ジャーナリストが記事にできないホンネやつぶやきを集めた脱力系ニュースサイト

賞金470億円!夢の米国宝くじ。それに比べて日本の宝くじのお粗末さときたら・・・

 

 1等賞金が史上最高額となり全米の注目を集めていた宝くじ「パワーボール」の抽選が行われ、とうとう1等当選くじが出た。

 1等の賞金は約5億8000万ドル(約470億円)で、アリゾナ州とミズーリ州で販売されていたことが判明している。1等が2つ出ているので、賞金は半額ずつに分けられることになる。
 当選者名はまだ公表されておらず、アリゾナとミズーリではその話題で持ち切りだ。特にアリゾナでくじが販売されたことが確認されているエリアは人口500人に満たない小さな町。ガソリンスタンドが1ヶ所しかないようなところだ。町はお祭り騒ぎになっている。

 米国の宝くじは、賞金の高さが目を引くが、購入者への還元率も高い。米国では購入金額の60%が賞金として購入者に還元されている。一方、日本の宝くじは、購入者に賞金として還元されるのはわずか45%程度。残りの40%は都道府県などの収益に充てられる。問題は15%もの経費である。
 日本では宝くじは1兆円以上の売上げがあるが、1500億円も販売経費がかかるわけがない。多くが各種財団法人などいわゆる天下りの受け皿となる法人に還流している。実際の運営はみずほフィナンシャルグループの関連会社が請け負っており、ここは同グループから大量の天下り社員を受けれている。

 宝くじに対する社会的な受け止め方も大きく異なっている。米国では当選者が堂々と名乗り出て、メディアで感想を述べることは珍しくない。気前よく寄付する人も多い。一方、日本では当選者を公開しない仕組みになっているにも関わらず、どこからか当選者名が漏れ、陰湿な嫌がらせが殺到する。寄付行為も妬みの対象となるので多くが匿名だ。

 金銭に関する妬みは、金銭に対する激しい欲望の裏返しでもある。日本では宝くじも含めて何から何まで利権の巣窟となっているわけだが、妬みを背景にした社会風土は不透明な利権の温床となる。
 良識ある一部の国民は不透明な構図に苛立っているが、こうした構図はいつまで経ってもなくならない。不透明でアンフェアな仕組みを改善することよりも、自分もその利権にあやかろうする人の方が多ければ、事態が改善される可能性は極めて低くなってしまうのだ。

 外国の宝くじを国内で買うことはできないが、渡航すれば問題なく購入でき、賞金を受け取ることができる。閉塞感を打破したい人はチャレンジしてみてはいかがだろうか?

 - 社会

  関連記事

Zuckerberg
動き出した米国の移民制度改革。その影響はやがて日本や中国にも及んでくる

 米国社会が移民容認に向けて動き始めた。3月27日付けの米ウォールストリート・ジ …

egyptdemo
「アラブの春」の実態が明らかに。エジプトでモルシ大統領が独裁者に豹変

 エジプト各地で大統領権限を大幅に強化したモルシ大統領に対する大規模なデモが発生 …

kaisha
親の世代と若い世代の企業人気ランキングに異変。日本の大企業はとうとうオワコンか?

 保守的傾向が強く世代間であまり変化のなかった日本人の企業人気ランキングに異変が …

vatican
国連がカトリック教会に対して、子供の性的虐待問題を指摘。その背景にあるもの

 国連の子どもの権利委員会は2014年2月5日、カトリック教会の聖職者による子供 …

no image
マッカートニーとオノヨーコが完全和解。今後のビートルズ事業が狙いか?

 ビートルズの元メンバーであるポール・マッカートニー氏がTVのインタビューで「ビ …

rikenchousakekekka
STAP細胞疑惑の最終報告。やはり科学的真実は分からずじまい

 理化学研究所は2014年4月1日、新しい万能細胞である「STAP細胞」の論文問 …

fontcostsakugen
これが米国の底力。中学生がネットを駆使して4億ドルの政府支出削案を提唱

 政府公文書のフォント(書体)を変更すれば、年間4億ドル(約400億円)の経費削 …

gooddesign
グーグルマップの受賞禁止で期せずして注目を浴びたグッドデザイン賞のビジネスモデル

 日本デザイン振興会が2013年度グッドデザイン賞の大賞(内閣総理大臣賞)として …

kaigosisetu
介護離職ゼロに向けて企業に残業免除を義務化。だが現実には機能しない?

 安倍政権が掲げる介護離職ゼロに向け、介護者の残業を免除する施策の検討が始まって …

noumiso
ゲームが認知症に効果があるとの研究で、再び脳トレに注目が集まるか?

 ゲームを通じて脳を鍛えるいわゆる「脳トレ」の効果に関する議論が米国で盛んになっ …