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羅老号が再度打ち上げ中止。日本に40年遅れる韓国の技術でロケット打ち上げは無理?

 

 トラブルが相次ぎ打ち上げが延期となっていた韓国初の人工衛星搭載ロケット「羅老(ナロ)」号に再びトラブルが発生し、打ち上げが中止となった。打ち上げ17分前に電気系統に異常が発生、原因が究明できず打ち上げは中止となった。

  羅老号は韓国初の人工衛星搭載ロケット。これまで1号ロケット、2号ロケットの開発が進められてきたが、すべて失敗している。今回のプロジェクトは3機目となる。韓国主要なロケット技術のほとんどをロシアに頼っているが、ロシア側は技術の流出を極度に警戒している。このため韓国人技術者はロケットに近づくことが禁止されており、韓国側は事態の把握が難しいといわれている。

 前回のトラブルはロシア側が制作した1段ロケットで発生した。ロシア側から新しい部品を取り寄せ、今回の打ち上げに備えていた。今回のトラブルは韓国が開発した2段ロケット部分で発生したとみられる。

 一流国の仲間入りを目指したい韓国にとって、衛星打ち上げ可能なロケットの開発は悲願であった。 だがロケットの自力開発は困難を極め計画は頓挫。諸外国から技術援助 を受けるやり方に転換したものの、米国や日本は技術供与を断り、フランスは法外な価格を提示したといわれている。最終的にロシアから技術を購入して作られ たのがこの羅老号だが、実質的には技術の購入ではなく、製品の購入に近い形での妥協を強いられている。

 韓国独自のロケット技術は「日本の1970年前後の水準」(航空技術者)といわれ、宇宙開発の先進国とは比較にならないくらいお粗末なレベル。本当に技術を獲得したければ、米国や日本がやってきたように、長い時間とコストをかけ、着実に課題を解決していくしかない。
 韓国当局はロシアからの購入という安易な方法でプロジェクトを進めてきたわけだが、ロシア側は韓国に技術全体を供与するつもりはない。仮に打ち上げが成功したとしても、韓国はロシアに依存しなければロケットを打ち上げることができない状態が続いてしまうのだ。

 韓国が無理を重ねてロシアに依存するプロジェクトを進めてきたのは、メンツを保ちたいというその一心から。だがこういった国益にならないプロジェクトを実施することに対して、さすがの韓国でも異論の声が上がりはじめている。
 ロシアとの契約は来年12月に切れてしまう。韓国当局はいよいよ羅老号のプロジェクトについて重大な決断を迫られる可能性が出てきた。

 - 政治, 社会

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