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習近平副主席がクリントン長官との会談をドタキャン。

 

 中国の次期最高指導者に内定している習近平副主席が、中国を訪問中のクリントン国務長官との会談をドタキャンした。「背中のケガ」という、いかにもな理由をあげている。

 クリントン長官との会談だけをキャンセルしたのでは格好がつかないので、シンガポールのリー・シェンロン首相との会談もキャンセルしており、リー首相はとんだとばっちりを受けてしまったことになる。

 会談ドタキャンの本当の理由は明らかにされていない。一部では尖閣諸島問題に関連しているとの報道もある。米国側が強硬なので、次期トップの習氏の立場を守るためにあえて会談をキャンセルしたという。

 もしそうだとしても、米国側が尖閣問題について日本をプッシュしているとか、中国側が米国に押されていると楽観的に考えるのは早計だ。
 今は中国の政権末期。米側としては今回強硬に出ておけば、日本やフィリピンに対して一応の対面は保てる。中国側も次期指導者が言質を取られる心配はない。米国も大統領選挙を控えている。

 おそらく今回の訪中は、中国の指導者交代を見据えた事務方の地ならしという側面が強いと思われる。中国の政権交代後、尖閣問題に対して中国側がどのように出てくるのかは分からない。これは米側も同様である。

 米中の本当の駆け引きは中国の指導者交代後に始まる。そこにおける日本の存在は限りなく小さくなっているかもしれない。

 

 

 

 - 政治

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