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バーナンキFRB議長の後任はイエレン副総裁が有力。市場関係者も歓迎か?

 

 2期目を迎えるオバマ政権の主要閣僚がほぼ出揃ってきたことで、来年1月に任期を迎える米連邦準備理事会(FRB)のバーナンキ議長の任期人事に注目が集まってきている。バーナンキ議長は、自身の将来についてオバマ大統領と話し合ったことはないとしているが、周囲の人物には退任をほのめかしており、続投しないことはほぼ確実視されている。

 バーナンキ氏の後任にはいろいろな人の名前があがっているが、もっとも有力なのは、現FRB副議長のジャネット・イエレン氏である。

 イエレン氏は女性経済学者でクリントン政権の大統領経済諮問委員会の委員長を務めた経験がある。2004年にはサンフランシスコ連邦準備銀行の総裁に就任し、2010年からは連邦準備制度理事会の副議長となっている。
 本業が学者であることから経済学的知見にまったく問題はなく、中央銀行での経歴も豊富なことから、実務家としても安心感がある。

 イエレン氏は基本的な考え方はバーナンキ議長と非常に近く、積極的な景気刺激策の継続によって失業率を下げることを重視している。失業率の低下のためであれば多少のインフレも許容するといういわゆる「ハト派」に属しており、インフレ退治のためには高金利による景気冷え込みも辞さずというタカ派とは一線を画している。

 失業率を政策の最優先課題にかかげるオバマ政権とのスタンスも近く、イエレン氏が就任すれば、現在の政策からの一貫性は維持される見込みだ。市場関係者の多くもバーナンキ体制の継続を望んでいるほか、初の女性FRB議長と言う話題性もあり、オバマ大統領にとってはうってつけの人物といえよう。

 米国経済は足元は順調に回復してきており、経済環境が好転し失業率が低下すれば自然に出口戦略に移行することが可能となる。ただ、予想以上にインフレが進むような事態となれば、タカ派との対立が激しくなり、金融政策の舵取りが難しくなるかもしれない。

 - 政治, 経済

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