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公明党の山口代表がようやく習氏と会談。中国は得意のゆさぶり攻撃で日本側を翻弄

 

 中国訪問中の公明党の山口代表は25日、中国共産党の習近平総書記と北京の人民大会堂で会談した。習氏が総書記に就任して以来、日本の与党幹部との会談に応じるのは初めて。山口代表は安倍首相の親書を習氏に手渡した。

 中国との関係改善を目指して訪中した山口氏だが、中国側はなかなか習総書記との会談をセットせず揺さぶりをかけ続けてきた。
 山口氏の訪中は22日から25日だが、渡航前には会談の日程はまったく明かされず、北京到着後も唐家セン元外相との会談があったきりで、それ以外の時間は、博物館の見学などをして過ごす羽目になった。

 23日になって中国側から「25日に要人との会談を設定する」と通告があったが、相手誰なのかは明かされず、24日にようやく中国共産党の王家瑞中央対外連絡部長や楊潔チ外相との会談が実現し、ようやく習総書記との会談にこぎつけた。
 この間中国は、同じく親書を携えた韓国の特使には習総書記が真っ先に会談に応じるなど、露骨な対応をしていた。

 もっとも共産圏ではこのような駆け引きは日常茶飯事だ。田中角栄元首相が中国を訪問した際も、訪中時には毛沢東氏に会える保障はまったくなかったという。中国側からは何の連絡もなく、田中氏は帰国後の失脚も覚悟したといわれている。最終日の深夜に突然呼び出しがかかり、田中氏は毛沢東氏と歴史的会談を行った。
 クリントン政権時代に北朝鮮を訪問したオルブライト国務長官は、訪問中何度も日程変更を一方的に通知され、事前予告なしにマスゲームの席に案内されてしまった。オルブライト氏を讃えるマスゲームを観戦する映像が世界に流され、帰国後オルブライト氏は北朝鮮の体制に迎合したと激しい非難を浴びる結果となった。

 中国は改革開放路線に転じて以来、外交団に対する露骨な嫌がらせは少なくなったが、基本的なスタンスは変わっていない。ホームであること最大限利用し、スケジュールを混乱させて相手を追い込んでいく。絶望的になったところで急に会談をセッティングして、有利な条件を引き出す作戦である。今回の訪中においても、山口代表が要人に会えないので、日本側には一時、焦りの色が見られたという。

 中国はそういう行為を平気で行う国だというイメージがあるだけでも、外交交渉は有利になる。中国は開かれてきているとはいえ、共産国家であるという事実は忘れてはならないだろう。

 - 政治

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