ニュースの教科書

ジャーナリストが記事にできないホンネやつぶやきを集めた脱力系ニュースサイト

香港ママvs本土ママ。春節を前に香港で再び粉ミルク騒動が勃発

 

 中国で春節(旧正月)の休暇が近づいていることから、香港で再び粉ミルクの争奪戦が始まっている。香港ママは本土ママに粉ミルクを奪われまいと必死の形相だ。

 中国本土では2008年に毒物入りの粉ミルクが社会問題化したことをきっかけに、安全な香港の粉ミルクに対する需要が急増した。
 本土から香港に渡り、粉ミルクをまとめ買いする人が増えており、春節の休暇には大量の本土人が香港に押し寄せ、粉ミルクを購入することが予想される。このため一部の業者は本土人に粉ミルクを高く売りつけようと、買占めを行っており、香港市内で粉ミルクが不足しているのである。

 香港の特区政府は、香港市民からの批判を受けて対策を講じる方針を明らかにしているが、販売そのものを規制することはできないというスタンスだ。ただ一部の業者は1人あたりの販売数を制限することに同意しているという。

 中国本土の生活水準が向上するにつれ、文化的レベルの高い香港への注目度が高くなってきている。粉ミルクだけでなく、出産そのものを香港で行う本土人の母親が増えているのだ。

  香港は中国本土からの移住を基本的に制限しているが、香港で生まれた子供には永住権を申請する権利がある。香港は本土に比べて教育水準が高く、福祉制度も充実していることから、本土の比較的裕福な中間層を中心に香港で越境出産するケースが増えている。2011年の香港での出産のうち約40%が本土人の越境出産であったといわれる。香港では産婦人科のベットが不足し出産費用が高騰していることから、大きな社会問題となっている。
 香港で生まれた本土人の子供が香港の学校に通うために、毎日本土から通学する光景はもはや日常的なものだという。

 出産から粉ミルク、さらには学校までもが本土人に占拠される状態に、香港のママ達の怒りは頂点に達しているという。

 - 社会

  関連記事

no image
ドイツでは東欧やアジアなど外国の格安介護施設が大人気

 日本と同じく高齢化が進むドイツで、物価の安い東欧諸国やアジアの介護施設に入居す …

saitamaken
埼玉県がいじめ情報収集サイトを開設。完全に問題をすり替えた愚策。

 埼玉県教育局は、学校でのいじめを見聞きした児童生徒がその情報を提供するための携 …

it02
ITが仕事を奪うとの書籍が話題に。だが現実のIT化はもっとイヤラシイかもしれない

 コンピュータによって人々の仕事が奪われ、最終的にはごく一部の知的エリートと、肉 …

no image
ナイジェリアの公立学校で中国語教育始まる。国家覇権と言語は一体の関係

 中国が積極的に開発援助を行っているアフリカのナイジェリアで、公立学校における中 …

panamagasaki
パナソニックのプラズマ撤退劇に見る、日本企業の「決断できない」体質

 パナソニックは2013年度末をメドにプラズマテレビ向けのパネル生産を停止する。 …

Ecclestone
F1界のドン、バーニーエクレストン氏をドイツ当局が起訴。欧州の伏魔殿にメスか?

 自動車レースの最高峰であるF1グランプリ界のドンといわれ、F1関連の多くの興業 …

hoeness
税金を支払いさえすればOKという、脱税に対するドイツの考え方は正しいか?

 脱税には比較的寛容といわれてきたドイツで、脱税者の処罰をめぐって激論が戦わされ …

3dprintergun
米国の学生グループが、3Dプリンタを使って自宅で製造できる銃を公開

 テキサス大学ロースクール(法科大学院)の学生を中心とした3Dプリンターによる銃 …

sangyoukyousouryoku
残業代ゼロ政策の議論が復活。今度は一般社員への適用も検討?

 労働時間に関わらず賃金を一定にするホワイトカラーエグゼンプションが、再び議論の …

eigyou
営業は「キャラ」が重要なので、AIが普及しても消滅しないというアンケート結果は本当か?

 AI時代になると多くの仕事が消滅するというのは、すでに社会の共通認識となりつつ …