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村山元首相と加藤元幹事長が中国を訪問。元気満々な村山氏と足元がフラつく加藤氏

 

 親中国派の政治家として知られている村山富市元首相と加藤紘一元自民党幹事長が28日、加藤氏が代表をつとめる日中友好協会幹部とともに中国を訪問した。北京では釣魚台迎賓館において中日友好協会会長の唐家セン元外相と会談を行った。

 村山元首相は、55年体制以降では唯一の社会党出身の総理大臣。1995年には「植民地支配と侵略」への「痛切な反省の意」と「心からおわびの気持ち」を表明した、いわゆる村山談話を行っている。
 また加藤氏は国会議員時代は自民党の旧宏池会に所属しており、議員になる前は外交官だった。いわゆるチャイナスクールの出身で中国側に太いパイプがあることで知られている。

 会談で唐家セン元外相は、日本の植民地支配への反省を述べた「村山談話」の見直しを安倍晋三首相が示唆していることに懸念を示したという。これに対して村山氏は「私の考えは変わっていない。(談話を)大事にしていきたい」と応じたという。

 今回の訪中は、中日友好協会の招きで実現したもの。中国側が親中国派の両氏を招待したのは、今後予定されている安倍政権との対話において、有利な条件を引き出すための揺さぶりであると考えられる。安倍首相は所信表明演説でも中国に対する強硬姿勢を崩しておらず、どのあたりが妥協点となるのかはまだ不透明な状況だ。

 ただ、元首相と元自民党幹部という重鎮の組み合わせではあるものの、村山氏は88歳という超高齢。一方の加藤氏は足元がフラつき、木寺昌人中国大使に支えられて歩いているという状況だ。親中国派の巻き返しというには、少々勢いに欠ける訪中であった。

 - 政治

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