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起死回生を狙ったブラックベリーの新OSは評価がいま一つ。社名変更も株価は下落

 

 スマートフォンの草分けとして知られる「BlackBerry」を開発しているカナダのブラックベリー社が窮地に立たされている。ここ1年、業績の悪化により中国企業による買収の噂が出ていた同社は1月30日、起死回生を狙った新OS「BlackBerry 10」を発表するとともに、翌日には旧社名のリサーチ・イン・モーションからブランド名と同じ「ブラックベリー」に変更した。

 だが株式市場は新型OSの機能について、他のスマホと比較して目新しいところはないと否定的に評価し、発表後、株価は一時10%以上も下落した。
 同社に対しては、中国のパソコン・メーカーであるレノボが買収に興味を示しているといわれ、一事は買収期待から株価が50%以上も上昇していた。だが結局、株価はもとの水準まで戻ってしまった。

 1999年に発売されたブラックベリーは、一時米国市場で圧倒的なシェアを確保した。オバマ米大統領も愛用していたほどで、スマホといえばBlackBerryといわれたこともある。だがその後、アップルのiPhoneとGoogleのAndroidを搭載した製品が躍進、同社は劣勢に立たされていた。
 ブラックベリーは法人ユーザーに根強い人気があり、法人向けのBlackBerryとコンシューマ向けのiPhoneという棲み分けができるかに見えた。だがシェアの急激な拡大やアプリの充実によってiPhoneを導入する法人ユーザーが増加、2012年にはiPhoneとAndroidを合わせた法人向け出荷台数がBlackBerryを上回っていた。

 ブラックベリーの低迷は、法人向け、個人向けという製品コンセプトも、シェアを前には太刀打ちできないという現実を示している。

 - 経済, IT・科学

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