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日本と韓国は仲良く三流国家?各種調査結果が示す日韓の類似性

 

 日本人と韓国人は互いに嫌っているとよくいわれる。2012年11月に内閣府が発表した「外交に関する世論調査」では、韓国に「親しみを感じない」と答えた人は59.0%と高い数値を示している。
 また米世論調査会社ギャラップが2012年8月に発表した調査結果では、韓国人が最も嫌っている国は日本で、その割合は44.1%だったという。
 どちらも竹島問題の発生後であり、それ以前の数値から比較すると著しく数値が増加していることから、領土問題が大きく影響していることは間違いない。だがその影響を除外しても、日韓両国は互いに好意を持っている国とは言いがたいのは事実である。

 韓国人は日本を追い越すことについて過剰に意識しており、日本人は韓国と日本はレベルが違うと考えいている。
 確かに韓国と日本には、以前には埋めようのない経済的、文化的レベルの違いがあった。だが近年のその差が徐々になくなり、国際的な両国の位置付けが類似してきているのだ。それは国際的な比較調査の結果に如実に表れている。

 OECDがまとめた世界の貧困率調査では、日本の相対的貧困率は15.7%だったのに対して韓国は15.2%とほぼ同水準であった(韓国が同じ手法で国内で調査した結果は16.7%)。OECD加盟30カ国の平均は10.8%なので、日本と韓国は貧困率でワーストの座を争うような状況になっている(本誌記事「日本の貧困レベルはとうとう韓国と同水準に」参照)。

 ダボス会議で知られる世界経済フォーラムが発表した世界男女平等ランキングでも日本と韓国は似たようなポジションだ(本誌記事「日本の男女平等ランキングは人権抑圧国家並み」参照)。
 日本の男女平等ランキングはかなり低く101位。周辺にはアラブ首長国連邦やカタール、ナイジェリアなど人権抑圧国家が並んでいるエリアだ。韓国は日本とほぼ同じ108位となっており、 先進国もしくは準先進国では日本と韓国のランキングの低さが突出して目立つ。

 同じような話はまだまだある。教育大手EF Education First社が発表した世界英語力ランキングによると、日本の英語力は世界で22番目で韓国は21番目であった。
 これはフランスやイタリアなど英語嫌いで有名な国と同じレベル。ちなみにトップ5はスウェーデン、デン マーク、オランダ、フィンランド、ノルウェーとすべてゲルマン諸国だ(本誌記事「日本の英語力は世界22番目でラテン諸国と同レベル。モノ作り大国ゲルマンとの差が際立つ」参照)。

 こうした比較調査というのは、個別の調査項目にはいろいろな解釈ミスなども生じるが、全体的な傾向という意味では、実態をかなり正確に捉えることができる。複数の調査で同じような傾向が見られるということは、日本と韓国の社会的、経済的、文化的な構造が似通っていることを示している。つまり日本と韓国はお互いよく似ていて、近親憎悪を抱いているのだ。

 非常に気になるのが、日本と韓国は、途上国に比べればまだマシだが、先進各国と比較するとあらゆる面で、かなり低いところに位置しているという事実である。
 日本はかつて経済は一流だが、文化的社会的には二流などといわれてきた。だが日本の経済水準が低下していることはもはや周知の事実であり、経済が一流ではないことは皆が自覚している。だが、これらの調査結果を見ると、社会的、文化的にも、もはや二流ではなく、三流に転落しているのではないかと思えてくる。
 もし韓国と日本の社会構造がそっくりなのであれば、韓国の社会的地位の上昇もこれまでということになる。日本と韓国はこのままいくと仲良く揃って三流国家が定位置になりかねない状況なのだ。

 - 政治, 社会

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