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自信を深めたオバマ大統領。二期目最初の一般教書演説は強烈な独自色

 

 オバマ大統領は12日(日本時間13日)、政権二期目最初の一般教書演説を行った。再選を経たオバマ大統領は今後の政権運営に自信を深めており、教書演説もそれを反映したリベラル色の強いものとなった。

 演説でもっとも強調されたのはやはり経済問題であった。大統領は「米国経済の主役である中間層の生活を向上させ、経済成長のエンジンに再度点火する」と語り、中間層の雇用創出に全力を挙げる考えを示した。また「財政赤字削減だけでは経済政策とは言えない」とし、財政赤字削減を求める共和党の姿勢を批判した。
 また共和党保守派から強い反対が出ている移民問題や同性愛問題についても、出自や人種は関係ないとして地位向上に取り組む姿勢を強調した。

 外交問題についても、国内の経済問題を補完するための政策という位置づけが明確となった。
 現在6万人以上が展開するアフガニスタン駐留米軍について、「今後1年間に3万4000人の部隊を帰還させる」とし、公約通り2014年までに米軍を完全に撤収させる方向性に変わりがないことを改めて示した。
 北朝鮮の核実験が強行されたことをうけて、演説には急遽、北朝鮮に関する項目が盛り込まれた。北朝鮮の核実験については、「北朝鮮を孤立をさせるだけだ。我々はこれらの脅威に対して、断固たる態度でミサイル防衛を強化し、世界をリードしていく」と述べた。またイランについても、「核兵器の入手を防ぐために、必要な措置をとる」と警告した。
 だが北朝鮮、イランについては形式的な言及との印象は否めず、オバマ政権が国内重視であることをかえって浮き彫りにする結果となった。

 オバマ大統領は中東への関与を減らし、北朝鮮に対しても対話による解決を目指しているといわれる。新しく就任したケリー国務長官とヘーゲル国防長官の両名はオバマ大統領に考えが近いといわれており、オバマ政権二期目では、米国は国際社会への関与を大きく後退させるとの見方が強くなってきている。

 - 政治

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