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バフェット氏がケチャップのハインツを丸ごと買収。ケリー国務長官も大儲け?

 

  ウォーレン・バフェット氏が率いる投資会社バークシャー・ハザウェイは14日、投資ファンドである3Gキャピタルと共同で、米食品大手HJハインツを買収すると発表した。買収総額は約230億ドル(約2兆1400億円)になる。

 ハインツはケチャップの世界的なメーカーで高いブランド力を持っている。リーマンショックの後もほとんど業績を悪化させることなく経営を続けてきた。
 バフェット氏は、堅調な個人消費が消費財市場のさらなる成長をもたらすとの見方から、ハインツの買収を決断したと考えられる。

 バークシャーハザウェイは現在480億ドルという豊富な手元資金を持っている。キャッシュの有効活用という意味合いもあり、同社は会社を丸ごと買収するケースが増えてきている。
 2009年には鉄道会社バーリントンノーザンサンタフェを総額約400億ドル(約3兆7000億円)で丸ごと買収した。
 鉄道は一時期衰退産業といわれていたが、米国の景気回復とネット通販の普及によってそのメリットが再評価されてきている。輸送コストが安く、競合がないことから長期的に安定したキャッシュ・フローが確保できる。

 バフェット氏は以前からコカコーラを永久保有銘柄と公言するなど、消費財銘柄に高い関心を示してきた。鉄道株や今回買収したハインツも同じ文脈で理解することができる会社といえる。バフェット氏の一連の買収案件からは、同氏が米国経済の長期的な成長に強い自信を持っていることが伺える。

 バークシャーと3Gはハインツ株の1株に72.50ドルを現金で支払う。直近13日の株価から約20%を上乗せした。
 ちなみにオバマ政権二期目の国務長官に就任したケリー氏の現在の夫人は、ハインツ創業家の子孫である。ケリー氏夫妻は10億ドルの資産があるといわれており、もし資産の大半がハインツの株式であれば、ケリー氏夫妻の資産はたった1日で2億ドル(約188億円)増えたことになる。

 - 経済

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