ニュースの教科書

ジャーナリストが記事にできないホンネやつぶやきを集めた脱力系ニュースサイト

スパイ企業?のファーウェイが英国本格進出。そのウラには何が?

 

 中国の通信機器メーカー大手、華為技術(ファーウェイ)が英国に6億ポンドを投資し、700人の雇用を確保すると英国のメディアが報じている。。

 同社は世界第2位の通信機器メーカー。創業者でCEOの任正非氏が人民解放軍出身であることから、安全保障上の問題があるとして各国政府がスパイ企業としてマークしている会社だ。
 あくまで噂だが、同社製のネットワーク機器には、通信内容をハッキングして中国に送信する機能や、有事の際には通信ネットワークを強制遮断して、相手国の通信をマヒさせる機能が備わっているといわれている。

 任CEOは人民解放軍との結びつきを否定し「自分は30年前に軍を解雇された」としているが、額面通りに受け取る人はほとんどいない。

 以前、同社が米国のサーバー会社である3Leaf Systemsを買収しようとして、米国政府が待ったをかけたという経緯がある。結局買収は行われたが、米国での活動が思うように進まず、最近では英国に対して積極的な営業攻勢をかけていた。

 英国はお金のために魂を売り渡し、中国の軍門に下ったのだろうか?必ずしもそうとはいえない。英国はMI6に代表される世界でもトップクラスの諜報(インテリジェンス)大国。
 インテリジェンス関係者の中には、ファーウェイと英国政府の間に何らかの密約があるとみる人もいる。 少なくとも何の警戒もなく同社の進出を受け入れるはずはない。

 同社は日本にも進出しており、ソフトバンクを中心に各社が同社機器を採用している。一部では同社の日本進出に懸念の声もあがっている。

 だが懸念しているだけでは問題の解決にはならない。
 企業を装ったスパイ活動は今度さらに活発になることが予想される。ファーウェイを拒絶したとしてもまた次がやってくる。GoogleだってCIAなど米国の諜報機関と情報のやり取りがあると考えるのが自然だ。
 グローバル社会においては、無警戒な受け入れはもちろん、単純な拒否も大きく国益を損ねるのだ。

 もしかすると、人民解放軍との関係も、同社が自作自演で吹聴しているだけで、本当は大したコネなどないのかもしれない。ニセ情報を流すのも立派なインテリジェンス活動である。

 スパイ企業を逆に利用したり、ニセ情報を流すくらいにハラが据わっていないと、この時代を生き抜くことはできない。日本人にその覚悟はあるだろうか?

 - 政治, 経済

  関連記事

euro02
キプロスが早くも資金不足。だがEUの官僚たちはそんなことは百も承知?

 総額100億ユーロ(約1兆3000億円)にのぼるユーロ圏からの支援が決定してい …

cybermonday
米国経済を占う感謝祭セール。失業率の低下と原油安で出足は絶好調

 米国経済の先行きを占う年末商戦がスタートした。今年の年末商戦は米国景気の回復に …

mof
10年後には国債1000兆円との財務省試算。だが前提条件が甘く、現実はもっと厳しい

 財務省は3月6日、国債の残高が10年後の2022年度末に1000兆円を超えると …

hiroshimadosha
多発する土砂災害。日本は国土開発のあり方を再考すべき時期に来ている?

 広島市で起きた大規模な土砂災害から1週間以上経過したが、これまでに70人以上の …

thaad
最新ミサイル防衛システムTHAADの韓国配備で、TPPにも影響アリ?

 米国と韓国が、最新のミサイル防衛システム「THAAD」の韓国配備を決定したこと …

abeshouhizei
法人減税の急浮上によって、政府内部の財政をめぐる綱引きが激化

  安倍政権が消費税の増税と、これに対応した総額5兆円の経済対策を発表したことで …

kerikokumuchokan
米国の日本に対する認識が変化?米国務省受賞者の顔ぶれに異変

 米国務省が毎年行っている「世界の勇気ある女性賞」の受賞者をめぐって波紋が広がっ …

no image
復興予算の流用・便乗問題。それは間接的に国民が望んだこと

 東日本大震災の復興予算が、復興と関係の薄い事業に使われていたり、他の予算に振り …

bouekitoukei201307
7月の貿易統計は赤字拡大。そろそろ貿易赤字を前提にした産業政策を議論すべき時

 財務省は8月19日、7月の貿易統計を発表した。輸出額から輸入額を差し引いた貿易 …

setsubitousi
設備投資の先行指標にちょっとした異変。設備投資復活か単なるブレか?

 アベノミクスにおける最大の懸念材料の一つであった企業の設備投資に変化の兆候が見 …