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Amazon.comの商品レビュー欄を使った無人機への批判が話題に

 

 米国でAmazon.comのレビュー機能を使った無人機(ドローン)攻撃に対する静かな批判が話題となっている。

 米国政府は近年、イスラム系のテロリストに対する無人機を使った攻撃を強化している。
 アフガニスタンやパキスタンでは、無人機を使った攻撃はすでに日常的なものとなっているが、無人機を使った攻撃に対しては人道的見地から米国内でも批判が大きい。

 また最近では、対象者が米国籍であっても必要に応じて無人機による暗殺を実施できるという司法省のメモが流出し、問題となっている(本誌記事「米司法省のメモが流出。無人機の暗殺対象に米国人も含まれる?」参照)。
 人権活動家などからは、無人機の攻撃が普及してくれば、やがて米国内でも無人機による監視や暗殺などが実施されるのではないかと懸念する声も上がっている。

  米国内ではまだ大規模なデモなどの動きは起こっていないが、ネット上ではユニークな手法を使った静かな批判が巻き起こっている。それはAmazon.comのレビュー欄を使ったものである。
 Amazon.comには、無人機の模型や関連商品が多数販売されている。そのレビュー欄に無人機に対する批判を書き込むというものである。確かにAmazonのサイトを覗いてみると、無人機関連の商品ページには、数多くの批判的レビューが並んでいる。
 当然のことながら、同サイトのレビュー欄は商品のレビューに関するためのものであり、無人機そのものへの批判は本来の目的とは異なる使用法ということになる。だが商品とまったく関連のないレビューではないことからむやみに排除でもできないようで、現状は放置された状態にある。

 米国内でも批判が高まっている無人機だが、オバマ大統領はその利用をさらに拡大する方針だ。無人機は安価で米兵の命を危険にさらす心配がない。コスト対効果という点で、他の攻撃手段との比較にはならないというスタンスだ。
 ネット上での批判をよそに、見えない戦争はますます拡大されることになる。

 - 政治, 社会

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