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ロシアの隕石落下地点は、かつて大事故を起こした核施設のすぐ近くだった

 

 ロシアのウラル地方に落下した隕石は、広範囲にわたって被害をもたらし、負傷者は1200人にのぼった。また4000件近い建物のガラスが割れ、数十億円の被害になっているという。

 隕石落下の映像が多数記録されたことから、世界のメディアでは隕石墜落のシーンが相次いで放映された。隕石の落下シーンがあまりにも衝撃的だったせいで、あまりメディアには取り上げられなかったが、今回の隕石落下では、一部の原子力関係者に戦慄が走っていた。

 今回隕石が落下したチェリャビンスクは1957年「ウラルの惨事」と呼ばれた核施設の大事故があった場所なのである。付近は旧ソ連が核兵器製造の拠点としており、多数の原子力施設が建設されていた。旧ソ連は施設のある街自体の存在を秘匿しており、西側ではチェリャビンスク65などといわれていた。
 1957年9月、核施設から出る放射性廃棄物を貯蔵する施設で爆発事故が発生、大量の放射性物質が飛散し、1万人が避難したとされる。現在では核兵器の製造は終了しているが、一部の再処理施設は引き続き運用されているという。

 今回隕石が落下した地点は、チェリャビンスク市の郊外で、核施設の事故があった地点からは約50キロの距離。隕石本体は湖の中に落下したとされているが、まだ確認されていない。
 場所が場所だけに施設に被害があっても隠匿が懸念されるが、当時と異なり、インターネットなどの情報ツールも揃っている。もし核施設が隕石によって被害を受けていれば何らかの情報が漏れてくる可能性が高く、今のところは心配なさそうである。

 - 社会, IT・科学

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