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NY-北京を2時間で結ぶ超高速リニア計画をブチ上げた起業家の拠点はアパートの1室

 

 米国のベンチャー起業家が、ニューヨークと北京を2時間で結ぶ、夢の超高速鉄道(リニア)計画をブチ上げている。

 米国のベンチャー企業ET3.com社は、内部を真空にしたチューブの中を、時速6500kmでリニアモーターカーを走行させるという夢のプランを提唱している。

 リニアモーターカー自体は、すでに実用段階に達しており、日本ではJR東海が東京-名古屋間を2027年を目途に路線を開通させる予定だ。だがこの企業が想定しているのは、屋外ではなく、石油のパイプラインのように設置したチューブ内に列車を走らせるというもの。
 空気抵抗がほとんどないので、時速6500kmまで加速させるのにわずか3分で済むという。また消費電力も極めて小さく、標準家庭約60戸分の電力で移動が可能だとしている。

 もっとも、真空のチューブ内を走行させる高速列車のプランはかなり昔から存在しており、技術的にも十分に実現可能といわれている。だが最大のネックがその建設コストと維持コスト。
 パイプの敷設自体にもコストがかかる上に、真空を維持しなければならず、そのメンテナンス費用も莫大なものになる。専門家の中には、技術的に実現できても、ビジネス的には不可能と見る向きもある。

 もっとも、そのようなセコい考えは持たないところが米国のベンチャー魂。
 創業者のダリル・オスター氏はワシントンの大学で機械工学を学んだ後、株式のセールマンなどを経て当社を設立した。何と、同社のWebサイトを通じて1人100ドルからの資金提供を呼びかけている。

 当社はまだヨチヨチ歩きで、オフィスもコロラド州にあるアパートの一室だ(写真)。若干怪しい感じもするが、そこはご愛敬。今後の活躍を期待したい。

 - 経済, IT・科学

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