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マクドナルドが7年ぶり減益。だが原田マジック消滅との報道は過剰反応

 

 日本マクドナルドホールディングスは3月19日、株主総会を開催した。同社の2012年12月期の決算は、経常利益が前期比14%減の237億円となり、7年ぶりに経常減益となった。同社の原田会長は販売促進戦略の選択と集中を実施することで長期成長を実現するとの方針を説明した。

 原田氏は、アップル日本法人のトップから業績不振のマクドナルドに転じ、同社をV字回復させ増益を続けてきた実績がある。
 同社の連続増益がストップしたことで、新聞や経済誌は、原田社長の決算が発表された先月から「原田マジックが終わった」といったトーンで一斉に同社の減益を報じている。

 日本では経営者が高い業績を上げると、神通力があるかのような持ち上げ方を行い、ひとたび業績の伸びが鈍化すると「マジックが通じなくなった」という評価に変わる。
 原田氏は本当に神通力を持ち合わせた経営者なのだろうか?そして、その神通力は通用しなくなってしまったのだろうか?ここは冷静が評価が必要であろう。

 原田氏がトップに就任した2004年当時の同社は売上が低迷し赤字に転落していた。原田氏は就任早々、売上はまだまだ伸ばせるブチ上げたが、当時は誰も信用しなかった。だが結果をみれば、就任8年目となる今期の売上は就任時の1.3倍になっている。
 原田氏が売り上げ増加をブチ上げたのは何も預言者だからではない。全世界のハンバーガー売り上げと各国のGDPを比較し、日本ではまだ市場が伸びる余地があると、冷静に分析してしただけだ。

 また増益を続けた背景も神ががったことをしたわけではない。同社の店舗は直営店とフランチャイズ店に分かれているが、原田氏は不採算のフランチャイズ店を次々に閉鎖し体力のある事業者に集約、ロイヤリティ収入を拡大させた。直営店の比率を下げ、高収益のフランチャイズ店を拡大させるというやり方で、本体の利益を増大させてきたのである。これもある意味で教科書通りの経営手法といえる。

 原田氏が評価に値する経営者なのだとすると、それは天才的マジックを持っているとことではなく、どんなに批判されても、経営者としてやるべき仕事を淡々とやり抜いた点であろう。
 原田氏は業績の回復と連続増益を達成し、株価をボトムから1.7倍にした。マジックなどではなく、まっとうなに評価されてよい経営者である。

 - 経済

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