ニュースの教科書

ジャーナリストが記事にできないホンネやつぶやきを集めた脱力系ニュースサイト

米国が北朝鮮の牽制にとうとうB2爆撃機を投入。それが意味するところとは?

 

 北朝鮮と米韓の緊張が高まっているなか、米軍は3月28日、韓国で実施している米韓合同の野外機動訓練「フォールイーグル」に、空軍のステルス爆撃機B2を投入した。韓国領空を飛行させたのち、黄海にある島の射爆場に模擬弾を投下した。

 米軍は、同訓練にすでに戦略爆撃機B52を3回投入しており、北朝鮮の挑発行為に対して牽制を行っている。さらに、ここにきてB2を投入したのは、北朝鮮に対してあるメッセージを発信することが目的と考えられる。

 B2は米国初の本格的ステルス爆撃機。初飛行は1989年だが、あまりにも高価なため現在でも20機しか配備されていない。ステルス機を量産できる体制になった現在の水準から見ると、むしろ象徴的な意味合いの強い機体といえる。

 だが北朝鮮にとって同機の投入は非常に大きな意味を持っている。それは、かつてB2がコソボ紛争に投入され、ベオグラードにあった中国大使館の執務室を精密誘導弾で爆撃した実績があるからだ。
 当時米軍は誤爆と発表したが、多くの関係者はそう考えていない。大使館を爆撃した真の目的は不明だが、公使の執務室がピンポイントで攻撃され、建物の反対側はまったく無償であったという事実は全世界に衝撃を与えた。

 つまりB2の投入は、いつもで金正恩氏の執務室をピンポイントで爆撃できるという警告なのである。もし北朝鮮の挑発が外交的駆け引きなのだとすると、そろそろ挑発行為は終わりにしようという、米国の隠れたサインである可能性もある。
 現在のところ北朝鮮側からは、B2投入に対して直接的な反応はない。

 - 政治

  関連記事

mynumberseido
マインナンバーを持てない海外赴任者は、日本にある自分の口座に送金できない?

 マイナンバー制度のスタートに伴って、海外居住者が日本国内の自分の口座に送金でき …

no image
決着が付いていない中国の政権争い。誰と誰が揉めているの?

 中国の次期政権をめぐるゴタゴタはまだ解決していないようだ。  党総書記に内定し …

pakukune02
産経ソウル支局長は起訴の可能性高まる。これはまさに民主主義の問題

 韓国の朴槿恵大統領が元側近の男性と会っていたという記事を書いた産経新聞ソウル支 …

snowden
米国で国民監視システムの存在が明らかに。本質的問題は市民のプライバシーにあらず

 米国家安全保障局(NSA)がグーグルやベライゾンといったネット企業や通信会社か …

honkon
香港で開催予定のAPECが突然北京に変更。背景には行政長官の普通選挙問題?

 香港政府は2014年2月25日、9月に香港で開催が予定されているAPEC(アジ …

setubitousi
設備投資はようやく上昇トレンド入り。ただし公共事業依存体質からはまだ脱却できず

 内閣府は10月10日、8月の機械受注統計を発表した。機械受注統計は、民間設備投 …

cubaclassic car
キューバとの国交正常化で注目される、高級葉巻と米国製クラシックカー

 米国とキューバが国交正常化交渉を開始することになった。経済制裁の解除で各業界に …

kokkaigijido02
特定秘密保護法が施行。制度を健全に運用するためには、国会の強い関与が必要

 秘匿が必要な重要情報を保護する特定秘密保護法が2014年12月10日施行された …

taima
高樹沙耶容疑者の逮捕で医療用大麻への関心が高まっているが・・・

 大麻取締法違反で逮捕された元女優の高樹沙耶(本名:益戸育江)容疑者が、医療用大 …

kusuri02
混合診療拡大へ。金持ち優遇かどうかという単純論争は本質を見誤らせる可能性あり

 政府は規制改革の一貫として混合診療の拡大に乗り出す。現在、日本では公的保険を適 …