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ヒラリー氏が次の大統領選に出馬?だが共和党はもっと大きな隠し球が・・・

 

 米国では、2016年の大統領選挙に向けた動きがすでに始まっている。今年2月に国務長官を退任したばかりのヒラリー・クリントン氏だが、早くも講演活動を開始した。退任後はしばらくゆっくりしたいとTVのインタビューで語っていたが、その言葉を額面通りに信じる人はいない。政界では2016年の大統領選挙出馬を見据えた動きとして理解されている。

 また4月6日には夫であるクリントン元大統領が「米国には素晴らしい大統領候補が登場するだろう」と発言し、ヒラリー氏の出馬を示唆した。さらに一人娘のチェルシーさんも自身の政治家への転身をほのめかすなど、ファミリー総出でヒラリー氏出馬のための環境作りを行っている。

 民主党内ではヒラリー氏の人気は高く、ヒラリー氏の事務所にはボランティアの応募が殺到し対応しきれない状況だという。現在民主党には目立った人物がいないことから、クリントン氏が次の大統領候補に選出される可能性は高いといわれている。

 だがヒラリー氏が史上初の女性大統領になれるのかというと、必ずしもそうではないようだ。65歳という年齢に加えて、今回の選挙で敗北を喫した共和党は、次の大統領選挙で思い切った候補を投入してくる可能性が高いからだ。

 現在、共和党の若手有力候補といわれているのが、フロリダ州選出の上院議員マルコ・ルビオ氏である。ルビオ氏はキューバ移民2世で、苦学の末、政治家になった人物。
 現在米国では不法移民の合法化が最大の政治テーマとなりつつあるが、ルビオ氏は移民2世として移民法改革の最前線で議論をリードしている。しかも共和党の重鎮であるマケイン上院議員らがサポートしており、党内基盤も十分だ。

 米国は中南米移民の数が急増しており、白人や黒人などが逆にマイノリティになる地域も出始めている。次の大統領選は中南米移民の票を取り込んだ方が勝利すると言われている。

 ルビオ議員を推すグループでは、次の大統領選挙を米国のあたらな「奴隷解放」と位置付けている。
 現在の民主党は黒人などマイノリティを支持基盤とするイメージが強いが、かつては違った。南部で黒人奴隷を雇用する白人農場主が主な支持基盤だったのである。この黒人奴隷を解放し、米国の産業化に舵を切ったのが、共和党のリンカーン大統領である。不法移民として劣悪な環境で働かされている中南米移民を解放するのは共和党であり、それを担うのは移民出身の大統領という筋書きである。

 大統領選挙まで3年もあり、今後流れがどのように変化するのかは誰にも分からない。だが、次の大統領も再びマイノリティ(女性もしくは中南米移民)から選出される可能性が高いといわれており、米国社会のダイナミズムが非常に激しいことを伺わせる。

 - 政治

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